太宰治の表現空間
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太宰治の表現空間
(近代文学研究叢刊, 47)
和泉書院, 2010.11
- タイトル読み
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ダザイ オサム ノ ヒョウゲン クウカン
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内容説明・目次
内容説明
太宰文学の魅力は、その表現と文体にある。潜在二人称、女性独白体を視野に入れながら、小説の表現を中心に取りあげ、“彼自身”のものたらしめている表現特性、文体的特徴の具体的分析を通して、太宰文学が表現する空間の解明を試みる。
目次
- 第1部 太宰文学の表現空間(自閉する発話空間—「ひとりごとのやうに」の表現心理;「月のない夜」をめぐって;「死」の表現意識—直喩の構造を考える ほか)
- 第2部 芥川文学受容から太宰治へ(「右大臣実朝」論;「竹青」における「杜子春」との同調—終結部の試考;「庭」論)
- 第3部 太宰治へのアプローチ(二十一世紀旗手の文学—略年譜的に;それぞれの故郷—津島修治から太宰治へ;作品鑑賞のために ほか)
「BOOKデータベース」 より