地霊の復権 : 自然と結ぶ民俗をさぐる

書誌事項

地霊の復権 : 自然と結ぶ民俗をさぐる

野本寛一著

岩波書店, 2010.12

タイトル読み

チレイ ノ フッケン : シゼン ト ムスブ ミンゾク オ サグル

大学図書館所蔵 件 / 117

内容説明・目次

内容説明

地霊は開発による痛みに耐え、過疎地では忘れ去られて孤絶感を深める。そして都市部の地霊は表層をコンクリートで固められて窒息状態にある。岐阜県高山市上宝町田頃家では家を建て替える時、屋敷地を一旦自然にもどした。「菜蕎麦三日」と称して蕪や蕎麦は三日で芽生える。芽が出れば屋敷地は自然にもどったことになる。ここには地霊に対する人の思いと礼がある。地霊や小さな民俗神を見つめ直すことは環境論の原点でもあり、現代人を蘇生させる道にもつながる。

目次

  • 序章 地霊の相貌
  • 1章 地霊の嘆き—開発と忘却
  • 2章 地霊の称揚と鎮め
  • 3章 地霊探索の試み
  • 4章 信仰空間を歩く
  • 5章 森と環境伝承
  • 6章 地霊と死霊
  • 終章 地霊と環境

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB04208999
  • ISBN
    • 9784000238663
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    viii, 212p, 図版4枚
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ