「華人性」の民族誌 : 体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから

書誌事項

「華人性」の民族誌 : 体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから

津田浩司著

世界思想社, 2011.2

タイトル別名

華人性の民族誌 : 体制転換期インドネシアの地方都市のフィールドから

タイトル読み

カジンセイ ノ ミンゾクシ : タイセイ テンカンキ インドネシア ノ チホウ トシ ノ フィールド カラ

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注記

博士論文 (東京大学, 2008年) を基にしたもの

参照文献: p351-364

内容説明・目次

内容説明

スハルト体制の崩壊前後で、インドネシア華人をとりまく状況はどう変わったか。かれらと日常をともにした著者が豊富な事例をもとに描きだす、大転換期の諸相。従来のエスニシティ論にインパクトを与え、東南アジア理解に欠かせぬ華人研究の重要な礎石となる一冊。

目次

  • 第1部 序論—「華人」、「華人性」、「華人コミュニティ」(ペン・フワあるいはエフェンディ・ワルダナ;民族誌の舞台—ルンバンの町の「華人コミュニティ」)
  • 第2部 「クレンテン」か「ヴィハラ」か?—スハルト体制末期の宗教・対華人政策と「華人コミュニティ」(インドネシアの仏教との寺廟—「インドネシア化」の二つのベクトル;ルンバンの寺廟の地位変更過程「クレンテン」から「ヴィハラ」へ;「ヴィハラ」から「クレンテン」へ ほか)
  • 第3部 「影の華人組織」の成立と消滅—体制転換期の危機管理「ネットワーク」と想像される「コミュニティ」(クラガンの暴動;ルンバンへの危機波及と「チナ事業者」の招集 ほか)
  • 第4部 「華人国家英雄」の誕生?—ポスト・スハルト期の「華人性」をめぐるダイナミズム(国家英雄制度;『ラセム史話』と陳黄弐先生 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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