書誌事項

神仏と儀礼の中世

舩田淳一著

法藏館, 2011.2

タイトル読み

シンブツ ト ギレイ ノ チュウセイ

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注記

博士論文 (佛教大学, 2008年) をもとにしたもの

内容説明・目次

内容説明

神仏習合は中世社会にどう定着していったのか?儀礼資料を読み解くことで、神仏習合がつねに仏教儀礼を通じて展開したことを明らかにする。

目次

  • 中世宗教儀礼研究の射程—神仏をめぐる思想と表現
  • 第1部 解脱房貞慶の信仰と儀礼(貞慶の笠置寺再興とその宗教構想—霊山の儀礼と神仏;『春日権現験記絵』の貞慶・明恵説話とシャーマニズム—憑依・託宣説話から講式儀礼へ;貞慶『春日権現講式』の儀礼世界—春日社・興福寺における中世神話の生成;貞慶撰五段『舎利講式』の儀礼世界;貞慶撰五段『舎利講式』の展開)
  • 第2部 中世律僧の信仰と儀礼(貞慶『発心講式』と玄縁『礼仏懴悔作法』をめぐって—本覚思想と懴悔の儀礼;南都戒律復興における受戒儀礼と春日信仰の世界—律僧とシャーマニズムの視点;春日神に抗う南都律僧—死穢克服の思想;叡山律僧の受戒儀礼と山王神—本覚思想およびシャーマニズムとの関係から)
  • 第3部 中世真言密教の信仰と儀礼(頼助『八幡講秘式』と異国襲来—鶴岡八幡の調伏儀礼と中世神道説;久我長通『八幡講式』と南北朝争乱—石清水八幡の密教修法と本地説の展開;死穢と成仏—真言系神道書に見る葬送儀礼;摂関家の南円堂観音信仰と春日神—秘説の生成と密教儀礼をめぐって)

「BOOKデータベース」 より

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