日本地理学人物事典

書誌事項

日本地理学人物事典

岡田俊裕著

原書房, 2011.5-2016.6

  • 近世編
  • 近代編1
  • 近代編2
  • 現代編1
  • 現代編2

タイトル別名

Biographical dictionary of Japanese geographers

タイトル読み

ニホン チリガク ジンブツ ジテン

大学図書館所蔵 件 / 222

注記

近世日本地理学年表: 近世編p300-320

近代日本地理学年表: 近代編2p322-348

現代日本地理学年表: 現代編2p458-534

参考文献あり

内容説明・目次

巻冊次

近世編 ISBN 9784562046942

内容説明

一七世紀から一九世紀半ばに活躍した地理学者を取り上げ、その生涯と業績を紹介する。熊沢蕃山を筆頭に、山鹿素行、貝原益軒、渋川春海、林子平、伊能忠敬、司馬江漢、最上徳内、間宮林蔵、箕作省吾まで全四四名を生年順に配列。通読することで地理学史上の大きな流れに接近できる構成となっている。また、蘭学者、経世家、天文家、探検家など、地理学のみにとどまらない人物達の関心と仕事ぶりは、博物誌的な広がりも見せ、江戸期学者の興味深い列伝として読むこともできる。

目次

  • 熊沢蕃山(1619‐1691)—地理学的・生態学的な観点に立つ環境行政・国土経営を行う
  • 山鹿素行(1622‐1685)—兵学の一環として自然事象・人文事象を地理学的に考察する
  • 宮崎安貞(1623‐1697)—実証的で地理学的な内容を多く含む『農業全書』を著す
  • 貝原益軒(1630‐1714)—客観的・写実的な紀行文と実地調査をふまえた本格的な地誌を著す
  • 渋川春海(1639‐1715)—天文・数理地理学者で、日本初の世界地図と地球儀を作製する
  • 宗覚(1639‐1720)—西洋伝来の世界地理知識を仏教の世界説に合致させた地球儀と世界地図を作製する
  • 西川如見(1648‐1724)—日本初の世界地理書を公刊し、民衆の異国への関心を引き起こす
  • 新井白石(1657‐1725)—幕政に参画するなか世界地理を研究し、琉球や蜘夷の地誌を著す
  • 並河誠所(1668‐1738)—官撰地誌の模範となる『五畿内志』を先駆的に著す
  • 太宰春台(1680‐1747)—人間主体の地人関係論を展開し、地誌の意義と必要性を論じる〔ほか〕
巻冊次

近代編1 ISBN 9784562047109

内容説明

学界を常にリードし大きな功績を残した山崎直方、京都大学の地理学教室を創設した小川琢治など地理学者・地理教育学者57名の横顔を描く。

目次

  • 福沢諭吉
  • 村田文夫
  • 内田正雄
  • 久米邦武
  • 河田羆
  • 大槻修二
  • 松島剛
  • 小藤文次郎
  • 坪井九馬三
  • 野口保興〔ほか〕
巻冊次

近代編2 ISBN 9784562047116

内容説明

本巻では日清・日露戦争の戦間期(一八九五‐一九〇四年)に生まれた地理学者の生涯と業績を紹介。地政学を日本に紹介した飯本信之、膨大な量の古地図を収集し普及させた秋岡武次郎、昭和期に指導的な役割を果たした多田文男、青野寿郎、石田龍次郎ら四三名を取り上げる。青年期から壮年期に大戦を経験した世代でもあり、その立場や研究内容によっては戦後、公職追放・教職追放の措置を受けた研究者も少なくない。また第二次大戦後の混乱から地理学のあらたな構築と展開に力を注いだ人物たちの姿も描かれ、近代の日本史、教育史として読むこともできる。巻末には日本の近代地理学を一覧できる詳細な年表を付した。

目次

  • 黒正巌(1895‐1949)—経済史学から経済地理学に参入し、その理論形成に新風を吹き込む。
  • 飯本信之(1895‐1989)—昭和前期に政治地理学と地政学を開拓し、以後、その研究展開を先導する。
  • 秋岡武次郎(1895‐1975)—膨大な量の古地図を収集し、おもに日本の地図史を研究する。
  • 冨田芳郎(1895‐1982)—経済地理・地形・集落・植民地理・開発地理など多岐にわたる研究を行う。
  • 山本熊太郎(1895‐1979)—地理・地誌の教育者・啓蒙家で、社会情況を注視し膨大な著作を遺す。
  • 田口稔(1896‐1977)—関東州の大連を拠点に、満州の地理的風土の変化を長年観察する。
  • 田山利三郎(1897‐1952)—南洋諸島とそのサンゴ礁、日本近海の海底地形などを精力的に研究する。
  • 川西正鑑(1897‐?)—工業立地論をふまえて経済地理学理論を構築し、戦時期の産業立地計画を策定する。
  • 武見芳二(1897‐1946)—樺太・沖縄・満州・華北・南洋などの植民地理・人口地理を研究する。
  • 吉田敬市(1897‐1971)—とくに昭和の前半期に、水産業・漁村・条里などの歴史地理研究を行う。〔ほか〕
巻冊次

現代編1 ISBN 9784562047123

内容説明

本巻では、一九〇五年(日露戦争終結年)から一九一四年(第一次大戦参戦年)までに生まれた地理学者の生涯と業績を紹介。なかでも優れた研究・教育業績をあげた四三名を取り上げる。彼らは、青壮年期に一五年戦争(満州事変、日華事変、「大東亜戦争」)を経験した世代であり、その立場や研究内容などによって、戦後、公職追放・教職追放の措置を受けた人も少なくない。彼らが、戦後の混乱のなかで、地理学・地理教育の新たな構築に力を注ぎ、その後の展開にどのように貢献したかを描く。あわせて、彼らが作成し提示した地図や図像を多数紹介する。

目次

  • 村松繁樹(1905‐1990)—地理学の啓蒙と地図の普及に努め、村落と都市の組織的で集約的な実地調査を先導する。
  • 福井英一郎(1905‐2000)—日本の気候学をほとんど独力で育成し発展させ、優れた研究者を多数育てる。
  • 長井政太郎(1905‐1983)—山形県の地理・地誌研究に没頭し、その交通路と集落を歴史地理的に研究する。
  • 保柳睦美(1905‐1987)—乾燥アジアの自然地理研究、伊能図の研究、社会科地理の位置づけに成果をあげる。
  • 飯塚浩二(1906‐1970)—社会科学的な人文地理研究を唱導するとともに、独自の比較文明論を展開する。
  • 伊藤郷平(1906‐1984)—組織的な地誌・農業地理・都市地理研究を率先し、地域開発計画に関与する。
  • 鹿野忠雄(1906‐1945)—昭和前期に台湾の動物地理・民族地理・自然地理を精力的に調査研究する。
  • 山口貞雄(1906‐1992)—時代の推移に応じ、地誌、地理学史、工業の分布と立地、その変遷史を研究する。
  • 島之夫(1907‐1988)—民家の地理学的研究を日本からアジア、ロシア、ヨーロッパへ視野を広げて行う。
  • 岩田孝三(1907‐1994)—政治境界を歴史地理学的に研究し、近現代の政治地理事情を社会科学的に考察する。〔ほか〕
巻冊次

現代編2 ISBN 9784562047130

内容説明

本書では一九一五年(対華二十一か条要求)から一九二三年(関東大震災)の間に生まれた地理学者の生涯と業績を紹介。日本・フランスの平野・農村・都市を歴史地理・集落地理・応用地理的に比較研究した谷岡武雄、日本の民俗を地理学的に研究した千葉徳爾、日本・ニュージーランド・インドの歴史文化地理研究と地域研究用語の通文化的検討を行った石田寛、戦後日本を代表する地形学者、吉川虎雄ら三五名の地理学者を取り上げる。地理学者たちの成長と長年にわたる奮闘ぶり、地理学の幅広さと豊かさ、地理学的な研究方法の特色とその多彩さを伝えることを目指した。巻末には現代地理学を見渡す詳細な年表(一九三二年‐一九九〇年)を収めた。

目次

  • 西村睦男(1915‐2006)工業・農業の立地、商圏の研究を経て中心地に関する理論的・実証的研究を行う。
  • 野村正七(1915‐1985)地図の投影法の研究、その学習指導の推進、本格的な地図帳の作製を行う。
  • 安藤萬寿男(1915‐2003)果実の生産・流通の地域構造や経済立地論を研究し、輪中の歴史地理的研究も行う。
  • 谷岡武雄(1916‐2014)日本・フランスの平野・農村・都市を歴史地理・集落地理・応用地理的に比較研究。
  • 川上喜代四(1916‐1982)海上保安庁水路部において、国内および国際的な海の地図の作成を推進する。
  • 千葉徳爾(1916‐2001)日本の民俗を地理学的に研究し、日本人の自然観・風土観・地域観を究明する。
  • 菊地利夫(1916‐)新田開発の社会経済的側面を歴史地理学的に実証研究し、その理論研究も深める。
  • 西村嘉助(1916‐2013)地形や歴史地理の研究をふまえ、応用地形学や気候地形学の研究を唱導する。
  • 山鹿誠次(1916‐2005)東京とその近郊を対象とする都市地理学の研究と普及・教育に尽力する。
  • 菊池万雄(1917‐2013)近世村落の歴史地理学的研究、寺院過去帳に基づく近世・近代の災害研究を行う。〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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