二つの憲法 : 大日本帝国憲法と日本国憲法
著者
書誌事項
二つの憲法 : 大日本帝国憲法と日本国憲法
(岩波ブックレット, No. 812)
岩波書店, 2011.6
- タイトル読み
-
フタツ ノ ケンポウ : ダイニホン テイコク ケンポウ ト ニホンコク ケンポウ
大学図書館所蔵 件 / 全244件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
『the座 昭和庶民伝三部作特別号』(こまつ座, 1999.10)より「二つの憲法」を再録したもの
内容説明・目次
内容説明
近代日本の誕生とともに、産声をあげた大日本帝国憲法。そして、第二次大戦後、その帝国憲法を改正して発布された現在の日本国憲法。この二つの憲法はいかに生まれ、育ち、受けとめられ、議論されてきたのか。何が変わり、変わらなかったのか。そもそも憲法とは何なのか。作家井上ひさしがやさしく語る、日本の憲法。
目次
- 1 憲法の誕生(憲法とは何だろう;「憲法」の定義;イギリス「名誉革命」と「権利章典」;ジョン・ロック『国政二論』;「憲法」という言葉の概念;ジョン・ロックの「生命と自由と財産」;自分の運命を自分で決める—『この国のかたち』)
- 2 大日本帝国憲法ができるまで(明治維新;宮島誠一郎の「立国憲議」;元老院に対する勅語;伊藤博文の憲法調査;金子堅太郎「伊藤公を語る」;伊藤博文「枢密院における憲法制定の根本精神についての所信」;「大日本帝国憲法」発布;第一章天皇;第二章臣民権利義務;第三章帝国議会;田中正造の質問趣意書;吉野作造の論文;まとめ)
- 3 戦争から敗戦まで(「憲法」は、権力への対抗手段;恒久平和を願った国際連盟;ポツダム宣言;昭和二十年の日本の動き;もう一度、ポツダム宣言)
- 4 日本国憲法ができるまで(降伏文書調印;天皇の「人間宣言」;「昭和二十一年二月二十六日」という日付け;毎日新聞のスクープ記事;憲法研究会の「憲法草案要綱」;日本自由党の「憲法改正要綱」案;日本進歩党の「憲法改正」案;日本社会党の「新憲法要綱」案;日本共産党の「新憲法草案」三省調整委員会)SWNCC)
- マッカーサーノート
- チャールズ・L・ケイディス陸軍大佐
- 民政局の動き
- 民政局の人びと
- 人類がめざした理想
- 優れた憲法が持つもの
- ドイツとイタリア
- 人間の発明
- 「日本国憲法」前文
- ハーグ世界平和会議
- 日本の核状況
- わたしたちの使命
- 戦争の世紀への訣別)
「BOOKデータベース」 より