書誌事項

江戸人の精神絵図

野口武彦 [著]

(講談社学術文庫, [2073])

講談社, 2011.9

タイトル別名

江戸人の昼と夜

タイトル読み

エドジン ノ セイシン エズ

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注記

『江戸人の昼と夜』(筑摩書房, 1984年刊) に「花の名は人めきて」を追加したもの

内容説明・目次

内容説明

禁欲的知識人=定信の倒錯した自己顕示欲、徂徠による政治の虚構性の暴露と絶対的な「聖人信仰」、東湖を殺めた安政大地震期に水戸藩が暴走した理由、慊堂と弟子ネットワークなど、武士的社会の内実を読解。秋成の欠損した指と自意識、源内の山師的精神の背景、銅脈先生の酔生夢死的生活を活写し、江戸時代人の精神構造の前近代性と現代性に迫る。

目次

  • 1 プロローグ(松平定信の暗い「昼」)
  • 2 武士的なるものの内景(徂徠政治学の原点;徂徠のアジビラ;松平外記一件始末—化政期精神風土の一断面;生きがいを見つけた旗本—遠山金四郎・大田蜀山人;思想的党派者の悲劇—藤田東湖;藤田東湖の死)
  • 3 江戸文学の光と闇(江戸人の六つの夢;自意識と癇癖—諷刺家上/秋成;酒鬼登僊—銅脈先生補伝;源内の笑いと現代の笑い;花の名は人めきて—萩原広道と本居宣長)
  • 4 エピローグ(文政リベラリズムの終焉)

「BOOKデータベース」 より

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