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開発主義の構造と心性 : 戦後日本がダムでみた夢と現実

町村敬志著

御茶の水書房, 2011.12

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開発主義の構造と心性 : 戦後日本がダムでみた夢と現実

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カイハツ シュギ ノ コウゾウ ト シンセイ : センゴ ニホン ガ ダム デ ミタ ユメ ト ゲンジツ

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参考文献: p439-454

Description and Table of Contents

Description

戦後日本は、なぜこれほど「開発的なもの」に依存する社会となったのか。佐久間ダムを事例に、開発主義を支えた心性やレジームの形成過程を、復興期ナショナリズムから「村の日常」、記録映画までを横断しながら描き出す。

Table of Contents

  • 「充たされないもの」のありか—心性としての「開発」の起源を探る
  • 第1部 国土に充たされていく開発—開発レジームのスケール重層的な形成過程(「残された国土」に充たされていく開発—戦後復興期における開発ナショナリズム;郷土建設から県域スケールの開発制度へ—「開発」化する理想と脱「理想」化する開発;「開発」受け入れのローカルな基盤—動員と主体化の重層的過程;ダム建設の記憶とその構造—「ぶれ」と「濁り」の創発力)
  • 第2部 表象に埋め込まれていく開発—開発映像のポリティックス(「開発映画」の誕生;立ち上げられる開発の表象—映画『佐久間ダム』は何を描き、何を描かなかったのか;『佐久間ダム』を観た/観せたのは誰か—映像の浸透と再編される権力構造;可視化と不可視化のポリティクス—映像化の現場;映画人たちの動員と抵抗—「高度経済成長」の先へ;新しい「復興」の時代を前にして)
  • 新しい「復興」の時代を前にして

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