天神の物語・和歌・絵画 : 中世の道真像

書誌事項

天神の物語・和歌・絵画 : 中世の道真像

山本五月著

勉誠出版, 2012.3

タイトル別名

天神の物語和歌絵画 : 中世の道真像

タイトル読み

テンジン ノ モノガタリ ワカ カイガ : チュウセイ ノ ミチザネ ゾウ

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注記

山本五月業績一覧: p289-291

内容説明・目次

内容説明

現実の苦悩を経た者への共感や鎮魂の念が、「死者が生者の世を支配していく」構造、「現人神」としての信仰へと結実し、多種多様の物語、和歌、絵画が生み出された。社会の広範な層に浸透した中世天神信仰は如何に形成されたのか—諸資料の多角的な読み解きにより、日本人の宗教観・精神史における天神信仰の意義を解明する。

目次

  • 菅原道真の生涯とその神格化
  • 第1部 天神縁起絵の生成(『日蔵夢記』の成立—『北野文叢』所収永久寺本を中心に;道賢(日蔵)伝承の展開;日蔵説話の変容と『北野天神縁起』—メトロポリタン美術館本を中心に;『日蔵夢記』に見る道真像—太政威徳天の姿;追憶する神—延慶本における天神の託宣)
  • 第2部 室町絵巻の改変(『日蔵夢記』と天神信仰の形成—太政威徳天の姿と言葉;『北野天神縁起』「日蔵冥界巡歴」の段をめぐって—室町絵巻に描かれた帝釈天;道明寺天満宮蔵「北野天神縁起絵扇面貼交屏風」の特質—モチーフ絵画化の観点から)
  • 第3部 『天神の本地』の物語・和歌・絵画(『天神の本地』の基礎的研究—東洋文庫蔵慶安版本を中心に;思ひきる心の剣—天理二巻本系統の呪歌;雪につつめる鴬の声—天神和歌の寓意;天神異聞;天神と童子—中世天神信仰の物語と図像)

「BOOKデータベース」 より

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