冷戦構造の変容と日本の対中外交 : 二つの秩序観1960-1972

書誌事項

冷戦構造の変容と日本の対中外交 : 二つの秩序観1960-1972

神田豊隆著

岩波書店, 2012.2

タイトル読み

レイセン コウゾウ ノ ヘンヨウ ト ニホン ノ タイチュウ ガイコウ : フタツ ノ チツジョカン 1960 1972

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注記

学位請求論文「冷戦の変容と日本外交の国際秩序観 : 池田・佐藤政権の対中外交と「日米中」提携の系譜一九六〇-一九七二」(東京大学, 2010年) を四分の三程度に圧縮しつつ、加筆修正を行ったもの

主要参考文献: 巻末p9-16

内容説明・目次

内容説明

日米と中ソの二つの同盟の対峙から、米ソ・デタントと中国の孤立化、そして突然の米中接近へ、日本をめぐる国際政治情勢が大きな変化をとげた一九六〇年代。日本の政権担当者はどのような秩序観を背景に対中外交を構想し、事態に対処しようとしたのか。多くの史料にもとづいて実証的に検証する。

目次

  • 序章 課題と視角(一九六〇年代における冷戦構造の変容と日本外交;二つの秩序観と外交指導者の類型)
  • 第1章 中国の孤立化への抵抗と挫折—池田政権の対中外交 一九六〇‐一九六四(中国問題への意欲;中ソをめぐる日米の「逆走」;米中対立の昂進と池田外交の破綻)
  • 第2章 米ソ協調への適応と葛藤—佐藤政権前期の対中外交 一九六四‐一九六八(対中外交における佐藤栄作の個性;米中対決と「日米ソ」連合の形成;中国の孤立化をめぐる葛藤)
  • 第3章 米中接近と日本外交の選択—佐藤・田中政権と日中国交正常化 一九六九‐一九七二(「米中ソ三極」の浮上と佐藤政権の疎外;米中近接と佐藤外交;日中国交正常化と「反ソ」の共鳴)
  • 終章 「冷戦」と「アジア的秩序」

「BOOKデータベース」 より

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