源氏物語の結婚 : 平安朝の婚姻制度と恋愛譚

書誌事項

源氏物語の結婚 : 平安朝の婚姻制度と恋愛譚

工藤重矩著

(中公新書, 2156)

中央公論新社, 2012.3

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ ノ ケッコン : ヘイアンチョウ ノ コンイン セイド ト レンアイタン

大学図書館所蔵 件 / 302

注記

参考文献: p243-245

内容説明・目次

内容説明

平安時代の婚姻制度は法的に一夫一妻制であり、正妻とそれ以外の女性たちとの間には立場・社会的待遇に大きな差があった。恋愛譚としての『源氏物語』は、正妻の座をめぐる葛藤がストーリー展開の要となっており、婚姻制度への正確な理解を踏まえてこそ、はじめて紫の上、明石の君ら、作中人物の心情を深く味わうことができる。一夫一妻制をキーワードに『源氏物語』の構想を読み解く、かつてない試み。

目次

  • 第1章 平安時代の婚姻制度—『源氏物語』理解のために
  • 第2章 婚姻制度と恋愛物語の型—母親の立場による物語構想の制約
  • 第3章 光源氏をめぐる女性たち—若紫との新枕まで
  • 第4章 明石の君—紫の上を守るための構想
  • 第5章 藤裏葉巻の源氏と紫の上—准太上天皇と輦車の宣旨
  • 第6章 第二部の婚姻関係—正妻女三宮と紫の上

「BOOKデータベース」 より

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