日本中世のムラと神々

書誌事項

日本中世のムラと神々

大山喬平著

岩波書店, 2012.3

タイトル読み

ニホン チュウセイ ノ ムラ ト カミガミ

大学図書館所蔵 件 / 152

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

平成の大合併によって、「村」という地名が消えようとしている。日本社会にとっては、大きな歴史の転換点ではないだろうか。古代以来連綿と続いてきた日本のムラ(自然に成立した村落共同体)の歴史を古代の郷里制、中世の荘園制、近世の村落など制度上の仕組みとの関係(国‐郡‐郷‐里)に留意して、その持続性や生活の諸相、さらにはムラを支えてきた「神々」について論じた画期的論集。併せて、ムラの歴史を明らかにする基礎作業として、ムラの戸籍簿をつくることを提言する。

目次

  • 序章 ムラの歴史を考える—『香寺町史村の記憶地域編』のこと(『香寺町史村の記憶 地域編』の面白さ;『香寺町史村の記憶 地域編』の内容)
  • 第1章 ムラの持続性について(風土記のムラ;古代伊豆のサトとムラ—今津報告にふれて ほか)
  • 第2章 ムラの神さな(敷きます神)の発見(賀茂—日本の神と歴史学;村の神さま—山野河海理解における戸田的と網野的 ほか)
  • 第3章 中世の在地社会を考える(荘園制;多様性としての列島一四世紀—網野学説をめぐって ほか)
  • 終章 ムラの新たな研究のために—ムラの戸籍簿を作ろう(柳田国男『先祖の話』—ムラを忘れた歴史学;収集分類型分析ということ ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ