「一九〇五年」の彼ら : 「現代」の発端を生きた十二人の文学者

書誌事項

「一九〇五年」の彼ら : 「現代」の発端を生きた十二人の文学者

関川夏央著

(NHK出版新書, 378)

NHK出版, 2012.5

タイトル別名

一九〇五年の彼ら : 現代の発端を生きた十二人の文学者

タイトル読み

センキュウヒャクゴネン ノ カレラ : ゲンダイ ノ ホッタン オ イキタ ジュウニニン ノ ブンガクシャ

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内容説明・目次

内容説明

日露戦争に勝利した一九〇五年(明治三十八)、日本は国民国家としてのピークを迎えていた。そんな時代を生きた著名文学者十二人の「当時」とその「晩年」には、近代的自我の萌芽や拝金主義の発現、海外文化の流入と受容、「表現という生業」の誕生といった現代日本と日本人の「発端」が存在した—。いまを生きる私たちと同じ悩みを持ち、同じ欲望を抱えていた「彼ら」に現代人の祖形を探る、意欲的な試み。

目次

  • 森鴎外—熱血と冷眼を併せ持って生死した人
  • 津田梅子—日本語が得意ではなかった武士の娘
  • 幸田露伴—その代表作としての「娘」
  • 夏目漱石—最後まで「現代」をえがきつづけた不滅の作家
  • 島崎藤村—他を犠牲にしても実らせたかった「事業」
  • 国木田独歩—グラフ誌を創刊したダンディな敏腕編集者
  • 高村光太郎—日本への愛憎に揺れた大きな足の男
  • 与謝野晶子—意志的明治女学生の行動と文学
  • 永井荷風—世界を股にかけた「自分探し」と陋巷探訪
  • 野上弥生子—「森」に育てられた近代女性
  • 平塚らいてう(明子)—「哲学的自殺」を望む肥大した自我
  • 石川啄木—「天才」をやめて急成長した青年

「BOOKデータベース」 より

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