花のもの言う : 四季のうた

書誌事項

花のもの言う : 四季のうた

久保田淳著

(岩波現代文庫, 文芸 ; 203)

岩波書店, 2012.6

タイトル読み

ハナ ノ モノ イウ : シキ ノ ウタ

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注記

1984年4月新潮社刊の第4刷(1986.8)を底本とし一部加筆

内容説明・目次

内容説明

西行、定家、和泉式部を始めとする中世や平安の歌人を中心に「万葉集」から近世俳諧までの歌や句、「源氏物語」や「枕草子」「徒然草」などの文章を引いて、春夏秋冬それぞれの季節を彩る花、植物、風物がどのように歌われ、描かれているかをたどり、それらの作品に込められた古人の自然観や美意識を解読する。平明な語り口のなかに、蓄積された古典文学の豊かな学識が随処に姿を見せる。日本の古典詩歌の世界に読む者を誘い、古典文学の魅力を解きあかす随想集。

目次

  • 1章 春の夜の夢の浮橋(春の七草;桜井の里・信楽の里 ほか)
  • 2章 夏の野の繁みに咲ける(卯の花咲ける玉川の里;あふちの風 ほか)
  • 3章 秋くれば常磐の山の(秋の七草;蛙の小魚 ほか)
  • 4章 冬ながら空より花の(霰;洛北を歩く ほか)
  • 5章 雲のはたてにものぞ思ふ—百人一首抄(月;雪 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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