カオス・シチリア物語 : ピランデッロ短編集
著者
書誌事項
カオス・シチリア物語 : ピランデッロ短編集
(ExLibris classics)
白水社, 2012.8
- タイトル別名
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Novelle per un anno
カオス・シチリア物語 : ピランデッロ短編集
- タイトル読み
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カオス・シチリア モノガタリ : ピランデッロ タンペンシュウ
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注記
モンダドーリ社より三巻本で刊行されたメリディアーニ叢書「Novelle per un anno」(Giovanni Macchia編集・序文、Mario Costanzo監修、1985-1990年刊)を底本とした抄訳
収録内容
- ミッツァロのカラス = Il corvo di Mizzaro / 白崎容子訳
- もうひとりの息子 = L'altro figlio / 尾河直哉訳
- 月の病 = Male di luna / 尾河直哉訳
- 甕 = La giara / 白崎容子訳
- 「レクイエム -- 主よ、彼らに永遠 (とわ) の安らぎを」 = "Requiem aeternam dona eis, Domine!" / 白崎容子訳
- 跳びはねる馬 = La rallegrata / 白崎容子訳
- 誘拐 = La cattura / 白崎容子訳
- ツケを払うのは = Chi la paga / 白崎容子訳
- 太陽と影 = Sole e ombra / 尾河直哉訳
- 列車が汽笛を鳴らした…… = Il treno ha fischiato-- / 尾河直哉訳
- いくつかの務め = Certi obblighi / 尾河直哉訳
- 長いワンピース = La veste lunga / 尾河直哉訳
- 女教師ボッカルメ先生 = La maestrina Boccarmè / 尾河直哉訳
- シチリアのレモン = Lumìe di Sicilia / 白崎容子訳
- タニーノとタノット = Tanino e Tanotto / 白崎容子訳
- 登場人物との対話 : 母との対話 = Colloqui coi personaggi / 白崎容子訳
内容説明・目次
内容説明
タヴィアーニ兄弟のオムニバス映画、『カオス・シチリア物語』をご覧になっている人はもう少ないかもしれない。日本で公開されたのは、一九八五年のことであり、鈴をつけられた「カラス」のシーンからはじまり、地中海の小さな島の白い砂浜での最後のシーンまでシチリア島ならではの美しい映像が印象的な映画である。この映画のもとをなす六つの短編の原作者、ピランデッロはイタリアを代表する劇作家・小説家であり、ノーベル文学賞を受賞している。本書は、二〇〇を超える彼の短編の中から、映画のもととなった六つの短編を中心に、シチリアの風土とむすびついた寓話性の高い作品を選んで、今日にも通じる世界的な文学者ピランデッロの世界を紹介しようとするものである。
「BOOKデータベース」 より