書誌事項

アメリゴ=ヴェスプッチ

篠原愛人著

(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 192)

清水書院, 2012.8

タイトル別名

アメリゴヴェスプッチ

タイトル読み

アメリゴ=ヴェスプッチ

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注記

アメリゴ=ヴェスプッチ年譜: p240-243

参考文献: p244-251

内容説明・目次

内容説明

コロンブスはアメリカの発見者ではない。到達先には何千万もの先住民がすでにいた。それに四度も大西洋を往復した彼はそこがアジアだと、死ぬまで信じていた。そこは島か、大陸か。その陸地の性質をめぐりさまざまな解釈が生まれたが、アメリゴ=ヴェスプッチの『新世界』と『四度の航海』が一石を投じる。一六世紀初頭に出版されるや、どちらもたちまちベストセラーとなり、彼にちなんで新大陸をアメリカと命名した者まで現れた。フィレンツェ生まれのアメリゴ=ヴェスプッチは初代のスペイン主席航海士となったが、その死後、発見者の名誉をコロンブスから奪おうとしたと非難される。一八世紀に彼の私的な書簡が発見されると、先の二著がアメリゴの作なのか論争が起こった。誰が、何の目的で『新世界』を書いたのか。そもそもアメリゴは本当に航海したのか。したのなら、どこまで探検し、そこをどのように解釈したのか。知名度のわりに知られていない、謎に満ちたアメリゴ=ヴェスプッチの実像に迫る。

目次

  • 1 フィレンツェでの日々—メディチ家の陰で
  • 2 セビーリャへ—ベラルディ、コロンとの出会い
  • 3 自ら、海へ—第一回航海は行われたのか
  • 4 一四九九〜一五〇〇年—オヘーダ隊での航海
  • 5 ポルトガル王旗のもとで—第三回航海、そして
  • 6 再び、セビーリャへ—香料諸島をめざして
  • 7 公刊書簡と「アメリカ」

「BOOKデータベース」 より

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