新・だれも書かなかった「部落」

書誌事項

新・だれも書かなかった「部落」

寺園敦史 [著]

(宝島社新書, 362)

宝島社, 2012.11

タイトル別名

新だれも書かなかった部落

タイトル読み

シン ダレモ カカナカッタ 「ブラク」

大学図書館所蔵 件 / 28

内容説明・目次

内容説明

戦前からの同和行政と解放運動の輝かしい歴史を有する京都市。戦後の同和対策事業と部落解放運動の闘争スタイルは、京都市から生まれ、その後全国に普及していった。しかし、部落の実態が改善された80年代以降も、事業は拡大され、同和地区住民への優遇策は継続されていった。「なんで部落だけ優遇されるのか」。「ねたみ」でも「差別意識」でもない不信感が市民の間で募ってきたなか、同和対策事業と解放運動は、本当に差別の解消に寄与してきたのか?巨額の対策事業費は、かえって「部落」を固定し、「部落民」を再生産してきたのではないか?京都市を舞台に、負の現代史に斬り込む不朽の名著が、最新の事情を加えて新たに登場。

目次

  • 第1章 「部落であること」の強制(自立—「同和漬け」からの脱出;逆行—同和行政の常識と非常識 ほか)
  • 第2章 犯罪・不祥事を生み出すシステム(採用—運動が「堕落」するとき;崩壊—ジャンキー公務員 ほか)
  • 第3章 「同和」の錬金術(脱税—潤沢な運動の資金源;詐取—食いものにされた事業と運動 ほか)
  • 第4章 「全国最悪」を語る(本音—96京都市長選にて;信頼—「同和」からの解放・神戸 ほか)
  • 第5章 何も解決しない「差別への怯え」(座礁—奪われた人事権と売買された採用枠;強要—便宜供与の片棒を担ぐ行政 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ