室町期公武関係と南北朝内乱

書誌事項

室町期公武関係と南北朝内乱

松永和浩著

吉川弘文館, 2013.2

タイトル読み

ムロマチキ コウブ カンケイ ト ナンボクチョウ ナイラン

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注記

博士論文 (大阪大学, 2008年度) を基に加筆・修正したもの

内容説明・目次

内容説明

室町期公武関係はどのように形成されたのか。足利義教期までを対象に、室町期に通底するその規定要因を探る。南北朝内乱など、武家がさまざまな政治課題に直面する中で、公家と接触していったことが、公家社会にいかなる変容をもたらし、室町期特有の在り方を形成したのかを解明。幕府の「権限吸収」に替わる新たな公武関係の枠組みを構築する。

目次

  • 室町期公武関係論の現状と課題
  • 第1部 公武関係の形成と南北朝内乱(室町期における公事用途調達方式の成立過程—「武家御訪」から段銭へ;軍事政策としての半済令;南北朝期公家社会の求心構造と室町幕府;南北朝期公家社会の「忠節」について—二通の足利義詮書状から)
  • 第2部 公武関係の展開と室町殿権力(室町殿権力と朝儀;室町殿権力と公家社会の求心構造)
  • 第3部 室町期公家社会の変容(左馬寮領と治天・室町殿;源氏長者独占体制の成立過程;万里小路家の台頭)
  • 室町期公武関係の基本構造

「BOOKデータベース」 より

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