仏教は宇宙をどう見たか : アビダルマ仏教の科学的世界観

書誌事項

仏教は宇宙をどう見たか : アビダルマ仏教の科学的世界観

佐々木閑著

(DOJIN選書, 50)

化学同人, 2013.1

タイトル読み

ブッキョウ ワ ウチュウ オ ドウ ミタカ : アビダルマ ブッキョウ ノ カガクテキ セカイカン

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注記

文献案内: p215-217

内容説明・目次

内容説明

仏教の思想を体系的にまとめた『アビダルマコーシャ』(倶舎論)。本書ではその前半部分で展開される「仏教的世界観の客観的叙述」を考察し、釈迦が考えたこの世界のあり方を読み解く。超越者の存在や奇跡などの超常的現象を考慮しない、原因と結果の関係で展開する機械論的宇宙。そこに示される物質、精神、エネルギー、時間、因果則などの概念とはいかなるものなのか。現代科学に通じるようで全く異なる世界観を提示し、仏教と科学の類似と相違を探った心躍る知的冒険の書。

目次

  • 序章 『倶舎論』への誘い
  • 第1章 仏教の物質論—法と極微
  • 第2章 仏教がとらえる内的世界—心・心所
  • 第3章 仏教の時間論—諸行無常と業
  • 第4章 仏教のエネルギー概念—心不相応行法
  • 第5章 総合的に見た因果の法則—六因と五果
  • 終章 分類によって変わる世界の見方—五蘊、十二処、十八界
  • 附論 仏教における精神と物質をめぐる誤解—山部能宜氏に対して

「BOOKデータベース」 より

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