天皇制国家と女性 : 日本キリスト教史における木下尚江

書誌事項

天皇制国家と女性 : 日本キリスト教史における木下尚江

鄭玹汀著

教文館, 2013.2

タイトル読み

テンノウセイ コッカ ト ジョセイ : ニホン キリストキョウシ ニオケル キノシタ ナオエ

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注記

博士論文 (東京大学, 2012年) に修正を加えたもの

文献目録: p359-389

内容説明・目次

内容説明

明治国家の天皇制による統制に真正面から対抗し、独自の平和主義・民主主義に依拠して国体論や軍国主義を激烈に批判、また廃娼運動を主導するとともに婦人参政権の実現を訴えた木下尚江。国家権力からの自由を主張し、理想と情熱に燃えて社会の進歩に身を投じた彼の思想的闘争の軌跡を辿る。

目次

  • 第1部 明治中期のキリスト教界と木下尚江(明治中期におけるキリスト者の「男女関係」論とその変遷;松本時代における木下尚江—キリスト教的社会改良運動と女性論)
  • 第2部 明治後期のキリスト教界と国家(巌本善治の女子教育論—「帝国」と「女学」;植村正久の「武士道」論—日清・日露戦争とキリスト者;海老名弾正の「忠君敬神」思想—キリスト教による「国体」の弁証)
  • 第3部 明治後期の木下尚江—女性と国家をめぐって(木下尚江における「廃娼」の思想—虐げられた者の権利とその回復をめざして;明治期キリスト教界と木下尚江—「野生の信徒」の革命;木下尚江と日本基督教婦人矯風会—女性と国家をめぐって)

「BOOKデータベース」 より

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