「崇高」と「帝国」の明治 : 夏目漱石論の射程

書誌事項

「崇高」と「帝国」の明治 : 夏目漱石論の射程

森本隆子著

(ひつじ研究叢書, 文学編 ; 6)

ひつじ書房, 2013.3

タイトル別名

崇高と帝国の明治 : 夏目漱石論の射程

「崇高」と「帝国」の明治 : 夏目漱石論の射程

タイトル読み

スウコウ ト テイコク ノ メイジ : ナツメ ソウセキロン ノ シャテイ

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内容説明・目次

目次

  • 第1部 転倒の美意識“崇高”の力学園—重昂・漱石・自然主義(風景と感性のサブライム—志賀重昂から夏目漱石まで;『破戒』の中の“崇高”—ホモソーシャル連続体の生成と勝利;“崇高”の衰微—『野菊の墓』における“性欲”の観念化と“文学”の成立;「雲」をめぐる風景文学論—『武蔵野』の水脈)
  • 第2部 異性愛と植民地—もう一つの漱石(『行人』論—ロマンチックラブの敗退とホモソーシャリティの忌避;夏目漱石『門』の文明批評—“異性愛主義”の成立と“帝国”への再帰属;漱石の中の中国—帝国のシステムと『満韓ところどころ』;米と食卓の日本近代文学誌)
  • 第3部 近代資本主義の末裔たち—村上春樹とその前後(文学のなかの異性愛主義—その陥穽と攻略・漱石からばなな、江國まで;村上春樹『ノルウェイの森』の“語り”が秘匿するもの—出自としての中産階級・「ハツミさん」の特権化;『パン屋再襲撃』—非在の名へ向けて;『方舟さくら丸』論—二つの“穴”、あるいはシミュラークルを超えて;二つのエクリチュール—ポスト構造主義批評の蓮實重彦的戦略;女性作家の時代へ)

「BOOKデータベース」 より

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