富士山の文学
著者
書誌事項
富士山の文学
(角川文庫, 18070)
角川学芸出版 , KADOKAWA (発売), 2013.7
初版
- タイトル別名
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角川ソフィア文庫
- タイトル読み
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フジサン ノ ブンガク
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注記
ブックジャケットに「角川ソフィア文庫」の表示あり
奥付に「SP C-113-1」の表示あり
内容説明・目次
内容説明
日本人は富士山に何を感じ、どう心を動かされ、表現してきたのか。文学と自然との関わりに心を寄せる中世文学の泰斗が、『万葉集』『竹取物語』から、松尾芭蕉や小林一茶の俳句、夏目漱石や太宰治などの現代文学まで50作品余を解説する。想像の世界でその美しさを感じることのできた古えの人々と、文明の恩恵によって富士山を見られるようになった現代人。それぞれの心にある「富士山」にふれる、富士山文学鑑賞の決定版。
目次
- 第1章 古人の信仰と想い(『常陸国風土記』「聖徳太子伝説」「役行者伝説」—伝説の誕生;『万葉集』—歌い継がれる国の鎮め ほか)
- 第2章 動乱の中世(『平家物語』・頼朝と曾我兄弟・『吾妻鏡』『富士の人穴』—富士の裾野物語;実朝・後鳥羽院・定家と『新古今和歌集』『金槐和歌集』他—夏富士・雪富士 ほか)
- 第3章 江戸と紀行(林羅山『丙辰紀行』—富士山の漢詩選;仮名草子『竹斎』『東海道名所記』—灸のつぼの富士三里 ほか)
- 第4章 近代日本を映す(正岡子規『竹乃里歌』『寒山落木』他—富士見る旅は羨まし;夏目漱石『虞美人草』『三四郎』—近代日本の文明批評 ほか)
「BOOKデータベース」 より