技術者たちの敗戦
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技術者たちの敗戦
(草思社文庫, [ま2-1])
草思社, 2013.8
- タイトル読み
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ギジュツシャ タチ ノ ハイセン
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注記
2004年刊に一部加筆
主要参考文献: p325-331
内容説明・目次
内容説明
大戦中の技術開発研究は、二十代〜三十代の若き技術者たちが担っていた。情報遮断と材料不足の厳しい状況下で多くの成果を上げるが、敗戦によって開発の断念を余儀なくされる。しかし、彼らは渾身の力を込めて立ち上がり、新しい産業に技術を転用させ、日本を技術大国へと導いた。零戦の設計主務者である堀越二郎、新幹線の生みの親・島秀雄、ホンダF1の中村良夫など、昭和を代表する技術者六人の不屈の物語。現在の日本の基盤を支えた、若くも一流の技術者であった彼らの哲学と情熱の軌跡をたどる。
目次
- 第1章 三菱零戦設計チームの敗戦—堀越二郎・曾根嘉年の敗戦(大地震による工場機能停止;次第に敗戦を覚悟 ほか)
- 第2章 新幹線のスタートは爆撃下の疎開先から—島秀雄の敗戦(日本を代表する工業製品「シンカンセン」;学者のようなエンジニア ほか)
- 第3章 戦犯工場の「ドクター合理化」—真藤恒の敗戦(「革命の志士」の電電改革;表芸だけではやっていけない ほか)
- 第4章 なぜ日本の「電探」開発は遅れたのか—緒方研二の敗戦(日本はなぜ太平洋戦争に敗れたのか;戦後家電メーカーを支えた人々 ほか)
- 第5章 翼をもぎとられた戦後—中村良夫の敗戦(日本のF1ブーム;ダンディな元技術屋 ほか)
「BOOKデータベース」 より