戦争記憶の政治学 : 韓国軍によるベトナム人戦時虐殺問題と和解への道

書誌事項

戦争記憶の政治学 : 韓国軍によるベトナム人戦時虐殺問題と和解への道

伊藤正子著

平凡社, 2013.10

タイトル読み

センソウ キオク ノ セイジガク : カンコクグン ニヨル ベトナムジン センジ ギャクサツ モンダイ ト ワカイ エノ ミチ

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注記

年表韓国軍の派兵を中心に: p268-275

参考文献: p276-285

内容説明・目次

内容説明

ベトナム戦争で韓国軍が虐殺行為を行っていた—『ハンギョレ21』の告発は韓国世論を戦慄させ、事実の解明と謝罪を求めるNGOの活動と、「正義の戦争」に拘泥する保守派の反発を招いた。そして被害者であるはずのベトナム政府は経済発展を優先し、事件を封印している。戦争をめぐる記憶のあり方は、同様の問題をいまだ抱える日本にも新たな視座を提示する。

目次

  • 第1章 韓国における記憶の語り方(韓国民主化闘争とベトナム;「発見」された虐殺 ほか)
  • 第2章 ベトナムにおける記憶の語り方(与えられた刺激;統制される記憶—ベトナム中部各省の動き ほか)
  • 第3章 交錯する記憶—報道一〇年後の軋轢(韓国国家の反応と活動;韓国参戦軍人会の活動 ほか)
  • 第4章 記憶の戦争—和解への道とは(ベトナムはなぜ「過去にフタ」をするのか;切り捨てられた記憶—「過去にフタをして未来へ向かおう」というスローガンがもたらしたもの ほか)
  • 附章 これまでの研究について(ベトナム戦争への韓国軍の派兵とその影響に関する研究など;ベトナム戦争の記憶、特に韓国軍に関わる記憶の研究)

「BOOKデータベース」 より

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