琉球 : 交叉する歴史と文化
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琉球 : 交叉する歴史と文化
勉誠出版, 2014.1
- タイトル読み
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リュウキュウ : コウサ スル レキシ ト ブンカ
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注記
注, 参考文献: 各論末
探る・調べる・考える200の琉球資料 / 島村幸一, 屋良健一郎編: p411-433
収録内容
- 王府の歴史記述 : 『中山世鑑』と『中山世譜』 / 田名真之 [著]
- 王府の歴史記述 : 『球陽』と『遺老説伝』 / 木村淳也 [著]
- 「琉球処分」の歴史叙述 : 『琉球見聞録』をめぐって / 樋口大祐 [著]
- 琉球史の南北 : 喜界島城久遺跡群から見た琉球 / 高梨修 [著]
- 琉球史の南北 : 宮古・八重山の遺跡から見た琉球 / 久貝弥嗣 [著]
- 『宮古島旧記』(雍正五年本)に記されたアヤグ : 「地方旧記」の歌謡世界 / 島村幸一 [著]
- 宮古島狩俣の神歌 : タービとフサの位相 / 本永清 [著]
- 奄美のウワサ歌 : もう一つの歌世界 / 酒井正子 [著]
- 琉球における書物受容と教養 / 高津孝 [著]
- 中国の文献に記された「琉球」 / 松浦章 [著]
- 種子島氏と琉球 / 屋良健一郎 [著]
- 琉球人の詠んだ中国 : 『雪堂燕遊艸』を中心に / 上里賢一 [著]
- 琉球とヤマトの交流 : 琉球船、土佐国漂着の歌謡資料を中心に / 島村幸一 [著]
- <侵略文学>としての<薩琉軍記>と為朝神話 / 小峯和明 [著]
- 東京琉球館役所の変遷 : 尚家文書を用いて / 深澤秋人 [著]
- 首里グスクの御嶽と祭場 / 伊從勉 [著]
- 『おもろさうし』と仮名書き碑文記 / 島村幸一 [著]
- 唐・大和の御取合と若衆 : 琉球における躍童子と楽童子 / 板谷徹 [著]
- <日記>史料からみる渡唐儀礼 / 綱川恵美 [著]
- 「手」から「唐手」へ / 嘉手苅徹 [著]
- 近世琉球仏教の二宗体制について / 知名定寛 [著]
- 補陀落僧の琉球 : 日秀上人を中心に / 根井浄 [著]
- 奄美のクチ/呪詞・修験者の痕跡 : 群青のミッシングリンク / 高橋一郎 [著]
内容説明・目次
内容説明
中国と日本の境界領域に広がり、東南アジアや朝鮮との通交もあった「琉球」。これら異文化の結節点として、そして「古琉球」「近世琉球」「沖縄」という歴史意識の交叉する場として、「琉球」はある。冊封体制(中国)と幕藩体制(日本)という二つの制度の狭間で、独自な「琉球」を自覚し、意識的にかたちづくる時代であった「近世琉球」において、どのように自らの歴史を叙述していったのか。異文化が交叉する場において、どのような選択が行われ、「琉球」なるものがつくられていったのか。歴史学、文学・芸能等の文化学の諸分野から「琉球」なるものの形成を探る。
目次
- 第1部 歴史叙述とウタの交錯(王府の歴史記述—『中山世鑑』と『中山世譜』;王府の歴史記述—『球陽』と『遺老説伝』;「琉球処分」の歴史叙述—『琉球見聞録』をめぐって ほか)
- 第2部 琉球・明清・ヤマトの交流(琉球における書物受容と教養;中国の文献に記された「琉球」;琉球人の詠んだ中国—『雪堂燕遊艸』を中心に ほか)
- 第3部 琉球文化の諸相—儀礼・芸能・信仰(首里グスクの御嶽と祭場;『おもろさうし』と仮名書き碑文記;唐・大和の御取合と若衆—琉球における躍童子と楽童子 ほか)
「BOOKデータベース」 より