書誌事項

イタリアン・セオリー

岡田温司著

(中公叢書)

中央公論新社, 2014.2

タイトル別名

イタリアンセオリー

タイトル読み

イタリアン セオリー

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内容説明・目次

内容説明

イタリアの思想は伝統的に、国民国家という枠組みに縛られてこなかった。あらゆる局面で国民国家の枠組みが弱体化しつつある現在、その思想がアクチュアリティを帯びてくるのは必然的といえよう。「生政治」の思考を突きつめたこと、神学の「世俗化」を積極的に議論の俎上に載せたこと、「否定の思考」に実践的に取り組んでいること。この三つ巴こそがイタリアン・セオリーの最大の特徴にほかならない。アガンベン、ネグリ、カッチャーリ、エスポジト、タフーリらの思考が描く生きて脈打つ軌跡を辿る。

目次

  • 第1章 「死政治」から「非政治」へ—イタリアにおける「生政治」の展開
  • 第2章 ナポリ発、全人類へ—ロベルト・エスポジトの思想圏
  • 第3章 カテーコン—神学と政治の閾
  • 第4章 翻訳の「神学」と人類学
  • 第5章 聖フランチェスコの亡霊
  • 第6章 カッチャーリとモダニズムの「天使」たち—『必要なる天使』に寄せて
  • 第7章 建築の堕天使—マンフレード・タフーリと批評
  • 第8章 デリダを読むアガンベン、アガンベンを読むデリダ
  • 第9章 新たなる方法序説—アガンベン『事物のしるし』に寄せて
  • 第10章 ネグリ+アート

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB14971982
  • ISBN
    • 9784120045912
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    269p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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