書誌事項

自然と人間の環境史

宮本真二, 野中健一編

(ネイチャー・アンド・ソサエティ研究, 第1巻)

海青社, 2014.3

タイトル別名

Environmental history of nature and human activities

タイトル読み

シゼン ト ニンゲン ノ カンキョウシ

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注記

内容: 第1巻執筆者, はじめに(宮本真二, 野中健一), 序章: 人はいかにして住まうか?, 第I部: 環境史と居住史(第1章「グレート・ジャーニーの行方」-第5章「移動のタイプとその変化」), 第II部: 人為的改変(第6章「古環境変動と人類の対応」-第10章「世界自然遺産「小笠原諸島」における植生破壊と再生の環境史」), 第III部: 天変地異と対処(第11章「近代における農地の水害復旧」-第14章「フィリピンの気象と災害」), 第IV部: 地理学と環境研究の今後(第15章「ゆらぐ地球環境の中のサヘル」, 第16章「自然地理学と人文地理学をつなぐ環境史研究の課題と展望」), 索引・用語解説, 編者

文献: 各章末

収録内容

  • 人はいかにして住まうか? : 人間からとらえる自然 : 関係性の地理学の再構築から環境史へ / 宮本真二, 野中健一 [執筆]
  • グレート・ジャーニーの行方 : 低地居住の過去・現在・未来 / 小野映介 [執筆]
  • 低地への適応 : 洪水を「利用」するベンガル・デルタ / 宮本真二 [執筆]
  • 「気」を逃さない理想の小盆地 : 朝鮮半島を中心とした形成派風水の場所選びと環境改善 / 渋谷鎮明 [執筆]
  • 砂漠に住まう : カラハリ狩猟採集民の居住地選択と決定 / 野中健一 [執筆]
  • 移動のタイプとその変化 : ネパールの移牧から / 渡辺和之 [執筆]
  • 古環境変動と人類の対応 / 藤木利之 [執筆]
  • 愛知川の氾濫と安土城築城期の大中の湖 / 古関大樹 [執筆]
  • 動き続ける大地の利用と対峙 / 目代邦康 [執筆]
  • 焼畑による山地植生の利用と開発 : 17~18世紀の紀伊山地を例として / 米家泰作 [執筆]
  • 世界自然遺産「小笠原諸島」における植生破壊と再生の環境史 / 吉田圭一郎 [執筆]
  • 近代における農地の水害復旧 : 京都市周辺を例に / 赤石直美 [執筆]
  • 災害と認識 : 天明浅間山噴火災害絵図の事例から / 大浦瑞代 [執筆]
  • インド・アッサム州、稲作体系と気候変動 / 浅田晴久 [執筆]
  • フィリピンの気象と災害 / 森島済 [執筆]
  • ゆらぐ地球環境の中のサヘル : 気候と社会の変動、緑の回復をめぐって / 門村浩 [執筆]
  • 自然地理学と人文地理学をつなぐ環境史研究の課題と展望 / 小泉武栄 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

「地理学ならではの環境・環境史研究は何か?」という問題意識にたち、人々の土地への適応過程、すなわち「人はどこに住まうか」を対象として、それに関わる自然現象や相互規定要因を実証的に究明。日本列島はもとより世界各地で「自然と人間の関係」を調査してきた研究してきた者たちが、それぞれの問題設定にもとづき、具体例に実証している。

目次

  • 人はいかにして住まうか?人間からとらえる自然—関係性の地理学の再構築から環境史へ
  • 第1部 環境史と居住史(グレート・ジャーニーの行方:低地居住の過去・現在・未来;低地への適応:洪水を「利用」するベンガル・デルタ ほか)
  • 第2部 人為的改変(古環境変動と人類の対応;愛知川の氾濫と安土城築城期の大中の湖 ほか)
  • 第3部 天変地異と対処(近代における農地の水害復旧:京都市周辺を例に;災害と認識:天明浅間山墳火災害絵図の事例から ほか)
  • 第4部 地理学と環境研究の今後(ゆらぐ地球環境の中のサヘル:気候と社会の変動、緑の回復をめぐって;自然地理学と人文地理学をつなぐ環境史研究の課題と展望)

「BOOKデータベース」 より

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