行人
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書誌事項
行人
(集英社文庫, [な19-10])
集英社, 2014.4
- タイトル読み
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コウジン
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注記
集英社版「漱石文学全集」を底本として編集したもの
解説(藤山直樹): p485-502
鑑賞(小池昌代): p503-510
夏目漱石年譜(小田切進編): p512-521
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
気さくな性格で暢気な高等遊民生活をおくる長野家の次男・二郎。対照的に兄で学者の一郎は常に張りつめた神経を持ち、妻・直と二郎の仲を邪推するまでに精神が追い詰められていた。あるとき彼は二郎に、直の貞操を試すため一夜を共にしてくれないかと言い出す。人を信じ、伸びやかに生きたいと願いながら、出口のない迷宮を巡り続けるひとりの知識人の心理状況を克明に描いた、『こころ』へとつながる「後期3部作」第2弾!写真で見る漱石・用語の注釈・年表・解説文・鑑賞文付き。
「BOOKデータベース」 より