今様のなかの「表象」
著者
書誌事項
今様のなかの「表象」
笠間書院, 2014.3
- タイトル別名
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今様のなかの表象
- タイトル読み
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イマヨウ ノ ナカ ノ「ヒョウショウ」
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内容説明・目次
内容説明
当時の流行の最先端をことばにした、豊かなる歌謡『梁塵秘抄』が新たな世界を魅せる。本書はそれらを、“表象”という視点から読み解いていく。論究は『いはでしのぶ』、『風の紅葉』といった中世王朝物語や、近世の『雨月物語』にも及ぶ。
目次
- 第1章 祝言歌謡の今様—祝いの歌語と文化(『梁塵秘抄』三一六番歌における「岩屋」;遊ぶ鶴亀と「太子」の王権と礼楽—「太子を迎へて遊ばばや」について)
- 第2章 女性をうたう今様—逸脱性を持つ女たち(「子産まぬ式部」について;誘う女の“神婚伝承”;呪う女—恋の恨みと呪詛、三本角の鬼)
- 第3章 「美女」の今様—何故、「美女」は魅力的か(中世における「美女」と今様—三四二番歌を視座として;越境者としての翁—翁の性愛と寿ぎ、笑い)
- 第4章 物語の中の表象—中世王朝物語と近世の物語(『いはでしのぶ』における物尽し—王朝なるものへの回帰方法として;『風に紅葉』の道行文—和歌の表現から読み解く;鹿角の蛇—神話的イメージの継承と創造)
「BOOKデータベース」 より