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民のモラル : ホーガースと18世紀イギリス

近藤和彦著

(ちくま学芸文庫, [コ42-1])

筑摩書房, 2014.6

Other Title

Culture and society in England in the long eighteenth century

民のモラル : 近世イギリスの文化と社会

Title Transcription

タミ ノ モラル : ホーガース ト 18セイキ イギリス

Available at  / 105 libraries

Note

『民のモラル : 近世イギリスの文化と社会』(山川出版社, 1993)を文庫化したもの

文庫化にあたり改訂・図版の増補あり

欧文タイトルはp [12] による

叢書番号はブックジャケットによる

史料・文献解題: p339-354

Description and Table of Contents

Description

徹底的な史料の読み込みと、図像の分析で文化史研究に新たな地平を拓いたあの先駆的な名著に、図版を増補。本書では18世紀ころのイギリスで行われていた制裁の儀礼「女房売り」「シャリヴァリ」から食糧蜂起にいたる、いじめと騒ぎの歴史をひもとき、イギリス民衆の正義や秩序の意識を解読。さらにジェントルマンの日記やローカル新聞の記事、裁判記録などから、統治者といえども時代の作法・約束事にしたがわざるをえなかった事情を明らかにする。そうした観点からホーガースなどの風刺画を解析してみると—。当時のイギリスの街中を旅して、人々と出あえるような、出色の一冊。

Table of Contents

  • 第1章 異文化としての歴史(「女房売ります」;スキミントンに出くわす;制裁の儀礼と文化の歴史)
  • 第2章 暦と十八世紀—名誉革命体制と反乱(日付けの象徴性と政治文化;ジョージ治世元年の群衆)
  • 第3章 法の代執行—食糧一揆の世界(史料のレヴェル;一七五六〜五七年の食糧一揆群;一揆のパターン;規律・法・正当性)
  • 第4章 騒ぎとモラル—第二の世界の噴出(家父長的な統治と民衆;労働・コミュニティ・性)
  • 第5章 ホーガースの黙劇—政治文化の表象(二つの文化の併存;権力と群衆)

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