震災メメントモリ : 第二の津波に抗して

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震災メメントモリ : 第二の津波に抗して

金菱清著

新曜社, 2014.6

タイトル読み

シンサイ メメント モリ : ダイニ ノ ツナミ ニ コウシテ

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注記

参考文献: p232-238

内容説明・目次

内容説明

“メメントモリ”=死を忘れるなかれ!彷徨える魂を救い出し、遺族の将来を再建するために。『3.11慟哭の記録』を世に送り出した著者渾身の復興論。死者を忘却し、海と人の歴史を断ち切る巨大防潮堤を進め、故郷を捨てさせる復興政策。それとは正反対の“死者に寄り添う”復興のあり方を被災地に立って問いかける。写真集「3.11以後を生きる震災誌」、津波で父を亡くした女性の慟哭の手記を付す。

目次

  • 第1章 彷徨える魂のゆくえをめぐって—災害死を再定位する“過剰な”コミュニティ
  • 第2章 「生きなおす」ための祭礼—拠って立つ居場所を具現化する祭礼の意義
  • 第3章 内なるショック・ドクトリン—第二の津波に抗する生活戦略
  • 第4章 千年災禍のコントロール—原発と津波をめぐる漁山村の論理
  • 第5章 「海との交渉権」を断ち切る防潮堤—千年災禍と日常を両属させるウミの思想
  • 第6章 震災メメントモリ—痛みを温存する「記録筆記法」と死者をむすぶ回路

「BOOKデータベース」 より

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