報徳仕法と近世社会

書誌事項

報徳仕法と近世社会

早田旅人著

東京堂出版, 2014.7

タイトル読み

ホウトク シホウ ト キンセイ シャカイ

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注記

博士学位請求論文 (早稲田大学) をもとに再構成したもの

内容説明・目次

内容説明

復興・再建の実践手法からみえてくる近世社会の特質。近世後期、疲弊する体制・社会への危機意識を背景に広がった報徳仕法。その対応に示された近世社会の成熟と内包される様ざまな矛盾。村社会・幕藩領主双方の視点から精緻な分析を施しつつ全容解明に挑む意欲作。

目次

  • 近世報徳仕法研究の視座
  • 近世史研究のなかの二宮尊徳・報徳仕法
  • 二宮尊徳の出現—小田原時代の尊徳と地域・藩政
  • 初期報徳仕法の展開—桜町前期仕法における百姓政策を中心に
  • 報徳仕法の構造—桜町後期仕法における百姓編成と報徳金融
  • 報徳仕法の事業展開と民衆—常州真壁郡青木村仕法の構造と主体形成
  • 下石橋村の報徳仕法—民間実施仕法の一事例
  • 藩政改革と報徳仕法—烏山藩仕法にみる報徳仕法と政治文化
  • 宿場村の報徳仕法—御殿場村仕法の検討
  • 近世報徳「結社式仕法」の展開と構造—相州片岡村・克譲社仕法からみる地主仕法の再検討
  • 報徳仕法と幕府勘定所
  • 二宮尊徳の幕領仕法
  • 報徳社会と近世社会

「BOOKデータベース」 より

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