日本の心理療法

書誌事項

日本の心理療法

秋田巌編

新曜社, 2014.8-

  • 思想篇
  • 自我篇
  • 身体篇
  • 国際比較篇

タイトル読み

ニホン ノ シンリ リョウホウ

並立書誌 全1

大学図書館所蔵 件 / 173

この図書・雑誌をさがす

注記

文献: 各章末

自我篇の編者: 秋田巌, 小川佳世子

国際比較篇の編者: 秋田巌, 名取琢自

内容説明・目次

巻冊次

思想篇 ISBN 9784788514058

内容説明

日本生まれの心理療法は、西洋のそれとどう異なるのか?各技法の成り立ちや基本的な考え方を、創始者たちによる事例や、人柄の分析などの話題も交えて詳説。

目次

  • 思想篇—日本生まれの三大心理療法(サイコセラピーとしての内観;解説 生活臨床;森田療法—日本の思想との関連から)
  • 思想篇—ディスカッション
巻冊次

自我篇 ISBN 9784788514935

内容説明

日本人の心の在りようにおける“わたくし”とは。能楽や和歌、仏教思想など日本独自の文化的背景から、心理学や精神医学が西洋から輸入される以前の「日本人らしさ」への接近を試みる。

目次

  • 自我篇—非・西欧的“わたくし”をめぐって
  • 第1章 能の“わたくし”をめぐって(『草枕』と能;能の“わたくし”)
  • 第2章 仏教の存在論と日本的じぶん認識(古代インド思想界におけるじぶん認識;仏教における存在論とじぶん認識—「自己」から「自己=わたし」へ ほか)
  • 第3章 ポーランドと非・西欧をめぐって—視覚芸術を中心に(ポーランドの視覚芸術;ポーランドにみる非・西欧的な“わたくし”)
  • 第4章 和太鼓演奏における「私性」—非我と無我を経て:息的主体とその在り方(和太鼓演奏における体験—演奏者の語りを通して;同期現象より—息的主体に思いを馳せるために ほか)
  • 自我篇—ディスカッション
  • 終章 水の我(西洋との「文化差」;日本人の「我」)
巻冊次

身体篇 ISBN 9784788514942

内容説明

心の癒しをもたらす“日本人的”な身体性とは—西洋のような身体接触は禁忌とされる日本においても抵抗なく受け入れられている、身体性と深くかかわる四つの「セラピー」を紹介。

目次

  • 第1章 臨床動作法と日本的心理療法(日本で生まれた臨床動作法、その誕生と展開;臨床動作法の技法—型から入り型から出る ほか)
  • 第2章 和太鼓演奏における身体の体験—皮膚感覚・運動感覚・深部感覚の心理臨床学的有用性(和太鼓演奏における身体の体験;能動的でない運動感覚の体験について ほか)
  • 第3章 歩き遍路の身体性—心理臨床への道程(遍路とはなにか;遍路の今昔 ほか)
  • 第4章 気と身体—気のせいか、気のおかげか(臨床心理学とは何か—一人称の科学の視点;イメージ体験としての気 ほか)
巻冊次

国際比較篇 ISBN 9784788515307

内容説明

心理療法の実践にかかわる“局所性”や“日本的風土”とは。日本と西洋諸国に根ざすさまざまな文化の「場」の違いを国内外の熟達した心理臨床家の実体験を通じ、思想、宗教、慣習、文学、民間伝承などから幅広く検討する。

目次

  • 第1章 分析心理学における東洋と西洋の出会い—国際的な視点から
  • 第2章 心理療法における「美的なもの」について
  • 第3章 日英「暮らしの文化」比較—心理臨床家の一考察
  • 第4章 歎異抄、昔話、近代文学、そして分析
  • 第5章 日本体験の再発見—海外の心理臨床家との出会いを通して
  • 第6章 国際的に見た日本の心理療法—二〇一一・九・二三会議によせて
  • 第7章 西洋のサイコセラピーと東洋の心性—認知行動療法の歴史的変遷を通して考える
  • 第8章 日本的風土と精神科医療の出会い

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB16630315
  • ISBN
    • 9784788514058
    • 9784788514935
    • 9784788514942
    • 9784788515307
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ