書誌事項

子どものトラウマと悲嘆の治療 : トラウマ・フォーカスト認知行動療法マニュアル

ジュディス・A・コーエン, アンソニー・P・マナリノ, エスター・デブリンジャー著 ; 白川美也子, 菱川愛, 冨永良喜監訳

金剛出版, 2014.9

タイトル別名

Treating trauma and traumatic grief in children and adolescents

子どものトラウマと悲嘆の治療 : トラウマフォーカスト認知行動療法マニュアル

タイトル読み

コドモ ノ トラウマ ト ヒタン ノ チリョウ : トラウマ・フォーカスト ニンチ コウドウ リョウホウ マニュアル

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注記

文献: p272-282

原著(Guilford, 2006)の全訳

内容説明・目次

内容説明

子どものトラウマ被害への援助と治療法の開発は、成人のそれと比して必ずしも順調に進展したとは言いがたい。本書で述べるトラウマ・フォーカスト認知行動療法(TF‐CBT)は、トラウマやトラウマ性悲嘆を受けた子どもへの治療法として信頼すべき理論的基盤を持ち、科学的に効果が実証され、厳密な臨床家の養成システムに支えられているアプローチである。本書では、著者らの20年余にわたる臨床研究と実践現場での適用の試みを通してモデル化されたTF‐CBTのすべてを余すところなく紹介する。第1部は、児童期トラウマの影響、TF‐CBTモデルの概念、アセスメント技法を紹介し、第2部はトラウマに焦点を当てた構成要素を、覚えやすい頭文字の組み合わせ、PRACTICEを用いてわかりやすく描き出す。さらに第3部ではトラウマ性悲嘆に焦点を当てた構成要素を詳述する。どちらの構成要素についても、単なる施行法の説明に留まらず、綿密な研究成果と豊富な臨床体験双方から、文化や発達、子どもと親双方への介入の留意点、困ったときの対処法など、施行に必須の臨床感覚がみごとに凝縮されている。また、巻末の付録では、わかりやすい配付資料と情報の見本、子ども、親、治療者のための文献などの参考資料一覧を掲載した。

目次

  • 第1部 トラウマ・フォーカスト認知行動療法(トラウマ、悲嘆が子どもと家族に及ぼす影響;トラウマを受けた子どもに対するアセスメント技法;TF‐CBTモデル—その仕組み ほか)
  • 第2部 トラウマに焦点を当てた構成要素(心理教育;ペアレンティングスキル;リラクセーション ほか)
  • 第3部 悲嘆に焦点を当てた構成要素(悲嘆の心理教育;喪失を嘆くことと故人への両価的な感情の解決—「私が恋しいと思うこと・思わないこと」;故人のよい思い出を記憶にとどめる ほか)

「BOOKデータベース」 より

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