マルブランシュ : 認識をめぐる争いと光の形而上学
著者
書誌事項
マルブランシュ : 認識をめぐる争いと光の形而上学
ぷねうま舎, 2014.10
- タイトル別名
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Nicolas Malebranche
- タイトル読み
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マルブランシュ : ニンシキ オ メグル アラソイ ト ヒカリ ノ ケイジジョウガク
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注記
博士論文 (京都大学, 2012年) に若干の加筆、補正を行ったもの
参考文献: 巻末p5-18
内容説明・目次
内容説明
西欧17世紀、認識をめぐる「神々の闘い」。アントワーヌ・アルノー、ジョン・ロックと、マルブランシュとの認識をめぐる対決を精細に再現。科学革命に向かう西欧近代が何を乗り越え、かつ何を切り捨てなければならなかったのかが具体的に見えてくる。知られざる知の巨人の肖像。哲学史の欠落を埋める、本邦初の本格的な思想論。
目次
- 第1部 枚挙の完全性の意味(枚挙の重視;枚挙の意味;枚挙の完全性は証明されるべきものか;枚挙は完全であるべきか)
- 第2部 「枚挙の完全性」へのマルブランシュの姿勢—「神の内に見ること」の証明にかかわる(「神の内に見ること」の証明にかかわる「枚挙の完全性」へのマルブランシュの確信;「神の内に見ること」の証明にかかわる「枚挙の完全性」を疑わせるマルブランシュの言説)
- 第3部 「神の内に見ること」の証明にかかわる「枚挙の完全性」の検証(第一の仕方の概要と検討;第二の仕方の概要と検討;第三の仕方の概要と検討;第四の仕方の概要と検討;第五の仕方の積極的証明すなわち六つの理由;われわれの精神は明晰判明に認識されない)
- 第4部 「神の内に見ること」の証明にかかわる枚挙の完全性の根拠(五つの仕方は、何の区分であるか;枚挙の数三の根拠としての三大実体(神・精神・物体);枚挙の順序の根拠)
- 第5部 「神の内に見ること」の証明にかかわる枚挙の完全性の根拠(神・精神・物体)を確信させるもの(マルブランシュの摂理の思想;マルブランシュの光の形而上学)
「BOOKデータベース」 より