書物の夢、印刷の旅 : ルネサンス期出版文化の富と虚栄

書誌事項

書物の夢、印刷の旅 : ルネサンス期出版文化の富と虚栄

ラウラ・レプリ著 ; 柱本元彦訳

青土社, 2014.12

タイトル別名

Del denaro o della gloria : libri, editori e vanità nella Venezia del Cinquecento

書物の夢印刷の旅 : ルネサンス期出版文化の富と虚栄

タイトル読み

ショモツ ノ ユメ、インサツ ノ タビ : ルネサンスキ シュッパン ブンカ ノ トミ ト キョエイ

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注記

原著 (Mondadori, 2012) の全訳

参考文献: 巻末pi-viii

内容説明・目次

内容説明

公用語の統一、海賊版の拡散の阻止、活版印刷技術から、美しい造本の計画まで…。世界初の編集者や校正者と共に、ルネサンス期のヴェネツィアを旅する。出版文化と印刷技術の創世記、そこに生きる人たちはどのような仕事をし、どのような富と栄光、そして屈辱の中に生きていたのか。とある伝説の書の出版企画を皮切りに、物語は始動する。

目次

  • 第1章 一五二七年秋、ヴェネツィア、書籍ブームの到来。カスティリオーネの『宮廷人』が印刷にかけられようとしているが、出版者はまだ決心がつかない。
  • 第2章 碇とイルカの印刷所、アルド・マヌーツィオとその後継者たち。世代交代。校正者は誰か。
  • 第3章 『宮廷人』の仲間たち。ローマに遊ぶヴェネツィアの文人たち。誰もが蒐集熱に取り憑かれていた。
  • 第4章 ついに校正者は仕事にとりかかる。略奪されるローマからヴェネツィアへ。
  • 第5章 「熾烈な競争」。盗難、横領、暴力、虚偽、詐欺。争う出版者たち。激怒する著者たち。
  • 第6章 死者は横たわり生者はみなボローニャに赴く。教皇と皇帝の到着。遺産争奪戦。
  • 第7章 ペンは剣よりも強し。ヴェネツィアの文士たち。
  • 第8章 奢侈、祝祭、放縦。『ヴェネツィア婦人』。良家の子女と巷の噂。
  • 第9章 一五四二年九月末。砕かれた野望。仮借ない共和国の審判。われらの編集者には悲劇が。そして忘却、すべてが無に沈む。おそらく。

「BOOKデータベース」 より

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