科学の危機
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科学の危機
(集英社新書, 0782C)
集英社, 2015.4
- タイトル読み
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カガク ノ キキ
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注記
主要参考文献: p234-238
内容説明・目次
内容説明
かつて毒ガス兵器の開発者がノーベル賞を受賞した。その後も科学の軍事利用は止まるところを知らず、原子力、遺伝子ビジネスなど、研究はさらに未知の領域へと踏み込んでいく。本書は科学史と思想史を手がかりに、“科学の古典的規範”がいかに崩壊したかを明らかにする。さらに、専門家ではない人々が、科学の暴走に歯止めをかけるために必要な“感覚”について論じる。危機に瀕する科学に対し、どこに問題の本質があるのか核心を突く画期的論考。
目次
- 第1章 科学の自覚(科学研究のスタイルの“起源”;職業人としての科学者の誕生—一九世紀前半 ほか)
- 第2章 科学の変質(CUDOS;“科学の古典的規範”とCUDOSの差異 ほか)
- 第3章 ある科学者の肖像(逡巡と上昇気流;空中窒素の固定 ほか)
- 第4章 科学批判の諸相(民主主義科学者協会;国民的科学 ほか)
- 第5章 科学の文化的批判に向けて(“公共性”からの脱落;オルタナティヴな社会構想と科学 ほか)
「BOOKデータベース」 より