大江戸商い白書 : 数量分析が解き明かす商人の真実

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大江戸商い白書 : 数量分析が解き明かす商人の真実

山室恭子著

(講談社選書メチエ, 602)

講談社, 2015.7

タイトル読み

オオエド アキナイ ハクショ : スウリョウ ブンセキ ガ トキアカス ショウニン ノ シンジツ

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内容説明・目次

内容説明

零細店舗あふれる江戸の町。外食屋七〇〇〇軒。一二六人に一軒の古道具屋。米屋は一日三〇名程度の来店客—。十数年しか続かず、血縁原理も働かなかった商家がほとんどだった花のお江戸の商人たちの選択のドラマとは?狭くて人口密度が高く、売り手買い手ともに自由な一大消費都市江戸の商いのありようとは?四〇〇〇軒の商家を徹底的に数値解析することで、従来の大商家「越後屋=三井」史観に決別する。

目次

  • はじめに 熊吉についてわかるすべてのこと
  • 第1章 五坪に四人—江戸の人口密度を推計する
  • 第2章 江戸商人データ解析(江戸商人データベースの作成;平均存続わずか一五・七年;株の五割は非血縁譲渡;店の五割は米屋か炭屋;番組編成の三類型)
  • 第3章 競争と共生(地区別店舗分布;大江戸ショッピングガイド;本所・深川の米流通網;御用金をいくら出す?)
  • 第4章 江戸の完全競争市場(薄利寡売の茨道;江戸の完全競争市場;リサイクルショップとファストフード)
  • 第5章 大江戸商い模様(桜吹雪の町奉行;豆腐屋甚吉の町売り攻勢;肴屋松五郎の鰤一〇〇本;三人の両替商;髪結常吉と三〇〇人の仲間;湯屋のぬくもり)

「BOOKデータベース」 より

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