芸術論のための断片

著者

    • 寺田, 侑 テラダ, ススム

書誌事項

芸術論のための断片

寺田侑著

冬青社, 2015.8

  • 1

タイトル読み

ゲイジュツロン ノ タメ ノ ダンペン

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内容説明・目次

内容説明

いま、芸術はどこにあるのか?ただただ芸術論をめぐる迷妄を明らかにすることを目指して。今日、芸術論を検討することは、見たり聞いたりするだけでなく、作家にとって必須のことである。

目次

  • いくつかの名文から考える“感性論”への手がかり—小林秀雄、リルケ、ルナール、デュアメル
  • ある芸術イデオロギー“グレコマニー”の生と死—カール・マルクス、ヴィンケルマン、エーゴン・フリーデル
  • なぜ多くのアーティストは貧乏なのだろうか—『金と芸術』オランダの場合から考える
  • ボヘミアニズムという幻想はなぜ生まれたのか—「芸術家伝説」のルーツ
  • “風景論”から“風景画論”はどのように架橋されたのだろうか—現象から“知”は組み立てられた
  • 印象派の「感覚」はルネサンス以来の美学を転換した—モネ、ピサロ、カンディンスキー
  • 抽象芸術をめぐる半世紀前の価値ある論考—ベン・シャーンの50年前の言説
  • 「感動」のありかの追求—中井正一の真摯で苦悩に充ちた闘い
  • 「キッチュ論」は前進するのか—石子順造のの未完の思考への挑戦
  • 「このろくでもないすばらしい世界」を撮りつづける映画作家—現代の魯迅=賈樟柯
  • 「警戒心に富んだ」文章を書くという陥りやすい蹉跌—知識を集約しただけでは感動は生まれない
  • 政治学者はなぜ「ダイアン・アーバスの写真」を書いたのか?—藤田省三の示唆

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB19551689
  • ISBN
    • 9784887731660
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    246p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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