清水幾太郎 : 異彩の学匠の思想と実践

書誌事項

清水幾太郎 : 異彩の学匠の思想と実践

庄司武史著

(人と文化の探究, 11)

ミネルヴァ書房, 2015.10

タイトル読み

シミズ イクタロウ : イサイ ノ ガクショウ ノ シソウ ト ジッセン

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注記

学位論文(博士)「清水幾太郎の思想史的研究 : 形成、発展と現実への展開」(早稲田大学, 2013年) をもとに、加筆・修正、構成の見直し等を行ったもの

文献: p371-388

清水幾太郎年譜: p393-407

内容説明・目次

内容説明

二〇世紀を「昭和」という時代と共に歩んだ清水幾太郎。一つの立場に固執することのなかったその奔放な軌跡の背後には、コントやデューイとの出会いを契機に形成された彼自身の思想があった。戦争、機械文明、日米安保、大震災—時代の情勢に向き合いながら、清水はいかに思索と行動を重ねたのか。本書では、才気煥発、博覧強記の清水が残した膨大な著作・論考の読解から、思想家・清水幾太郎の実像に迫る。

目次

  • 第1部 批判的社会学者として(社会学とマルクス主義とのはざまで;初期のオーギュスト・コント研究;社会学成立史の問題と『社会と個人』構想;清水周辺のコント研究)
  • 第2部 思想家として立つ(デューイ受容とその解釈;結ばれたデューイとコント;社会集団論と市民社会論)
  • 第3部 現実との苦闘のなかで(戦時下の現実—昭和研究会と読売新聞社論説委員;戦後「啓蒙」の寵児—再建の時代;思想としての機械時代—清水の戦後社会観;六〇年安保の思想前史—内灘の理想と現実;一九七〇年代の地震論—「地震後派」の環境観;衰えなかった気概—時代の移り変わりとともに;書き手として、紹介者として—文章論と翻訳;浮かび上がる思想家・清水幾太郎)

「BOOKデータベース」 より

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