書誌事項

ブラック・モダニズム : 間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化をめぐって

吉澤英樹編

未知谷, 2015.10

タイトル別名

ブラックモダニズム : 間大陸的黒人文化表象におけるモダニティの生成と歴史化をめぐって

タイトル読み

ブラック モダニズム : カンタイリクテキ コクジン ブンカ ヒョウショウ ニオケル モダニティ ノ セイセイ ト レキシカ オ メグッテ

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注記

内容: 序(吉澤英樹), 1: アフリカへの視線 「ブラック・モダニズム」前史としての脱エグゾティスム(第一章「レーモン・ルーセル『アフリカの印象』は脱植民地文学なのか、モダン・デザイン文学なのか」, 第二章「アンチモダンとしてのプシカリとヴォレノーヴェン」), 2: モダニズムの時代における集団的主体としての「黒人」の発見(第三章「第一次世界大戦に参加したセネガル狙撃兵の文学作品におけるイメージと位置」, 第四章「歴史と向き合う二人のセネガル狙撃兵」), 3: 両次大戦間の文化表象としてのブラック・モダニズム(第五章「イーヴリン・ウォーの『黒いいたずら』におけるモダニズム」, 第六章「一九三六年のシュルレアリスムとMoMA」), 4: 歴史化へと向かうブラック・モダニズム(第七章「「リズム」を通して見る黒人表象」-第九章「「扇情主義の罠」に抗して」), あとがき(吉澤英樹), 執筆者紹介

科研費助成事業「フランス・セネガル文学における近代戦争とアフリカ―モダニティとしての『未開』」(基盤研究(C)JSPS科研費、研究課題番号:25511012)の枠内で行われた共同研究プロジェクトの成果

文献あり

収録内容

  • レーモン・ルーセル『アフリカの印象』は脱植民地文学なのか、モダン・デザイン文学なのか / 北山研二 [執筆]
  • アンチモダンとしてのプシカリとヴォレノーヴェン : ナショナリズム・カトリシズム・植民地主義 / 小川了 [執筆]
  • 第一次世界大戦に参加したセネガル狙撃兵の文学作品におけるイメージと位置 / ラファエル・ランバル [執筆] ; 江口祥光訳
  • 歴史と向き合う二人のセネガル狙撃兵 : バカリ・ジャロ『善意の力』、ラミン・サンゴール『蹂躙された祖国』 / 吉澤英樹 [執筆]
  • イーヴリン・ウォーの『黒いいたずら』におけるモダニズム : 笑いを通じての黒人と英国の表象 / 山口哲央 [執筆]
  • 一九三六年のシュルレアリスムとMoMA : プリミティヴ・アートの視点から / 木水千里 [執筆]
  • 「リズム」を通して見る黒人表象 : 「黒人芸術」がもたらしたパン・アフリカ的黒人像 / 柳沢史明 [執筆]
  • グリオとシンコペーション : マラルメを読むサンゴールの奇妙な洞察 / 立花史 [執筆]
  • 「扇情主義の罠」に抗して : ハーレム・ルネサンスの作家からセンベーヌ・ウスマンに引き継がれたパッシングの主題 / 三宅美千代 [執筆]

内容説明・目次

目次

  • 1 アフリカへの視線「ブラック・モダニズム」前史としての脱エグゾティスム(レーモン・ルーセル『アフリカの印象』は脱植民地文学なのか、モダン・デザイン文学なのか;アンチモダンとしてのプシカリとヴォレノーヴェン—ナショナリズム・カトリシズム・植民地主義)
  • 2 モダニズムの時代における集団的主体としての「黒人」の発見(第一次世界大戦に参加したセネガル狙撃兵の文学作品におけるイメージと位置;歴史と向き合う二人のセネガル狙撃兵—バカリ・ジャロ『善意の力』、ラミン・サンゴール『蹂躙された祖国』)
  • 3 両次大戦間の文化表象としてのブラック・モダニズム(イーヴリン・ウォーの『黒いいたずら』におけるモダニズム—笑いを通じての黒人と英国の表象;一九三六年のシュルレアリズムとMoMA—プリミティヴ・アートの視点から)
  • 4 歴史化へと向かうブラック・モダニズム(「リズム」を通して見る黒人表象—「黒人芸術」がもたらしたパン・アフリカ的黒人像;グリオとシンコペーション—マラルメを読むサンゴールの奇妙な洞察;「扇情主義の罠」に抗して—ハーレム・ルネサンスの作家からセンベーヌ・ウスマンに引き継がれたバッシングの主題)

「BOOKデータベース」 より

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