フランクル
著者
書誌事項
フランクル
(講談社選書メチエ, 616 . 知の教科書||チ ノ キョウカショ)
講談社, 2016.1
- タイトル別名
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知の教科書フランクル
- タイトル読み
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フランクル
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注記
参考文献について: p218-223
内容説明・目次
内容説明
二〇世紀の名著『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』の著者にして、ロゴセラピー(実存分析)を実践する心理療法家。ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフランクルは、精神科医として活躍し始めてまもなく、ナチスの政策により強制収容所に送られる。尊厳を踏みにじられ希望を失っていく収容所で、それでも人間に生きる意味はあるのか。苛酷な体験を通じて考え抜かれ到達した「苦悩する存在」というフランクルの人間観と思想の深さに迫る。
目次
- 自己の内面の空虚であることを認めざるをえないときに、人はフランクルを読む
- 第1部 フランクルの生涯と思想形成
- 第2部 フランクル思想のキーワード(「苦悩する存在」;バイ‐ザイン(もとにあること)—精神のリアリティ;実存的空虚—「心の穴」;幸福のパラドックス—求めれば求めるほど、逃げていく;「人生の問い」の転換;意味への意思;次元的存在論—「魂が深く満たされた病者」と「魂の空虚な健常者」;魂のケア—しかし宗教ではなく;心理—精神拮抗作用;脱内省—自分の内側を見つめるのは、やめなさい;あなたがこの世に生まれてきた「意味」 あなたの人生に与えられた「使命」)
- 第3部 作品解説(『医師による魂のケア—ロゴセラピーと実存分析の基礎づけ』;『ある心理学者の強制収容所体験』;『苦悩する人間—苦悩の擁護論の試み』;『生きがい喪失の悩み—現代の精神療法』;『聞き届けられることのなかった意味への叫び—心理療法とヒューマニズム』)
「BOOKデータベース」 より