書誌事項

日本映画の海外進出 : 文化戦略の歴史

岩本憲児編

森話社, 2015.12

タイトル別名

Japanese cinema and the impulse toward overseas expansion : a history of cultural strategies

Japanese cinema and the impulse toward overseas expans : a history of cultural strategies

タイトル読み

ニホン エイガ ノ カイガイ シンシュツ : ブンカ センリャク ノ レキシ

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注記

執筆者: 中山信子, ハラルト・ザーロモン, 古賀太, 晏妮, 張新民, マイケル・バスケット, 田島良一, 志村三代子, 木村智哉, 蔡宜静, 土田環, アーロン・ジェロー, 平野共余子, 渡邉大輔

内容説明・目次

内容説明

戦前の西欧に向けた輸出の試み、戦時下の満州や中国での上映の実態、『羅生門』『ゴジラ』をはじめ海外に日本映画の存在を知らせた戦後映画の登場、海外資本との合作の動向など、日本映画の海外進出の歴史をたどり、それを推進し、紹介に寄与した人々の活動を明らかにする。

目次

  • 1 “ニッポン・イメージ”の進出—戦前・戦時下の模索(日本映画の海外進出—願望と実態;フランスで初めて公開された日本映画—エキゾティズムと好奇心;ドイツにおける日本映画の受容—最初期の鑑賞会から『十字路』『ハワイ・マレー沖海戦』へ;国際文化振興会と日本映画—『五人の斥候兵』のベネチア受賞を中心に;満州における日本映画の進出と映画館の変容;占領下の華北における日本映画と映画館)
  • 2 日本映画の輸出—戦後の構想と実践(冷戦期アメリカが見た日本映画—ジョンストン・プランの役割;永田雅一と日本映画国際化戦略;『羅生門』から『ゴジラ』へ—輸出産業のホープをめざして;東映動画の輸出と合作—大川博時代の構想と実態;台湾における日本映画の断絶と交流—一九五〇−一九七二)
  • 3 日本映画の広がり—戦後から二一世紀へ(『羅生門』の受賞とその後—ストラミジョーリとジュグラリスを中心に;蝶々夫人の夢—一九五〇年代の日本映画と合作ブームの到来;他者という眼差しと戦略—リチーとアンダーソンのThe Japanese Filmの複雑な可能性;日本映画の紹介とドナルド・リチーの貢献—ジャパン・ソサエティを中心に;グローバル化時代の中のインディペンデント映画—その「国際性」とは何か)

「BOOKデータベース」 より

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