書誌事項

幕藩制転換期の経済思想

小室正紀編著

慶應義塾大学出版会, 2016.4

タイトル読み

バクハンセイ テンカンキ ノ ケイザイ シソウ

大学図書館所蔵 件 / 83

注記

あとがき(編者)

収録内容

  • 本書の視点と各章の位置づけ / 小室正紀 [執筆]
  • 「道を知る」こと : 学問の転換期と頼春水 / ベティーナ・グラムリヒ=オカ [執筆] ; 山本嘉孝訳
  • 近世高砂社の芸能興行と賑わい / 塩川隆文 [執筆]
  • 伊能忠敬の経営観と家 : 文化期の書簡から / 田口英明 [執筆]
  • 大坂両替商草間直方の貨幣史 : 『三貨図彙』の著作意図をめぐって / 小室正紀 [執筆]
  • 海保青陵の富国策 : 経世済民から経営へ / 青栁淳子 [執筆]
  • 社倉法にみる経済思想 : 近世後期の広島藩における社倉法理念 / 落合功 [執筆]
  • 本多利明の蝦夷地開発政策論 : 天明~寛政期を中心として / 宮田純 [執筆]
  • 蝦夷地政策論に見る日本経済観 : 享和元年の三奉行による建議を中心に / 高橋周 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

19世紀への変わり目、天明から文化に至る40年間、社会は静かに大きく変わろうとしていた。その時代の経済思想をさまざまな視点から描き出し、近代へ向けての一歩を問う。商家出身の儒者頼春水、市井の経世論者海保青陵や本多利明、商人にして測量家の伊能忠敬、両替商鴻池の経営者草間直方など、すでに知られた人々の思想ばかりでなく、芸能興行をめぐる官民の経済意識、勘定奉行など幕府幹部の経済観、穀物備蓄をめぐるセーフティーネットの思想にも目を向けた。

目次

  • 第1章 「道を知る」こと—学問の転換期と頼春水
  • 第2章 近世高砂社の芸能興行と賑わい
  • 第3章 伊能忠敬の経営観と家—文化期の書簡から
  • 第4章 大坂両替商草間直方の貨幣史—『三貨図彙』の著作意図をめぐって
  • 第5章 海保青陵の富国策—経世済民から経営へ
  • 第6章 社倉法に見る経済思想—近世後期の広島藩における社倉法理念
  • 第7章 本多利明の蝦夷地開発政策論—天明〜寛政期を中心として
  • 第8章 蝦夷地政策論に見る日本経済観—享和元年の三奉行による建議を中心に

「BOOKデータベース」 より

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