記憶の政治 : ヨーロッパの歴史認識紛争

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記憶の政治 : ヨーロッパの歴史認識紛争

橋本伸也著

岩波書店, 2016.4

タイトル読み

キオク ノ セイジ : ヨーロッパ ノ レキシ ニンシキ フンソウ

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内容説明・目次

内容説明

歴史認識問題に揺れる東アジアとは違い、ヨーロッパでは歴史・記憶の共有と和解が進んでいるように考えられている。しかし、ヨーロッパを中東欧やロシアまでを含む全体として捉えると、そこには「記憶の戦争」と呼ばれるほどの激しさを伴う歴史観の亀裂と分断が見られる。EUとロシアの境界に位置し、複雑な記憶が幾重にも交錯するバルト諸国の状況を通して、ヨーロッパにおける歴史認識の抗争を見る。

目次

  • プロローグ 「ブロンズの夜」—二〇〇七年四月エストニア・タリン
  • 第1章 歴史に埋め込まれた紛争—バルト諸国史をめぐる対立の構図
  • 第2章 排除か、統合か、同化か—ロシア語話者住民問題
  • 第3章 「記憶の戦争」—歴史と記憶をめぐる政治と紛争
  • 第4章 ヴァシリー・コーノノフ—反ファシズム英雄から戦争犯罪者への転落と反転
  • エピローグ 接続される歴史・記憶政治—モスクワ・北京・東京

「BOOKデータベース」 より

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