ギリシァ神話と人間

書誌事項

ギリシァ神話と人間

吉田敦彦著

青土社, 2016.7

タイトル別名

Μυθολογία Ελληνικη

タイトル読み

ギリシァ シンワ ト ニンゲン

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内容説明・目次

内容説明

神話は運命をどのように描いたのか。泥棒と嘘つきの神がなぜいるのか、福神の目がみえない理由とは、貧乏神が私たちにとって必要なわけ、アキレウスはどうして理想の英雄なのか、ヘシオドスが見つめた人間の運命とは何か…。碩学がギリシァ神話に人間性の根源をたどる。

目次

  • 第1章 泥棒と嘘つきの神はなぜ必要なのか—ヘルメスが世界にもたらしたもの(泥棒と嘘つきの神の誕生;アポロンとヘルメス ほか)
  • 第2章 福神の目がひらくとき—プルトスはわたしたちを幸せにできるのか(福神はなぜ目が見えないのか;アスクレピオスの信仰 ほか)
  • 第3章 貧乏神がいる理由—ペニアが語る貧乏から学ぶこと(貧乏神ペニアの登場;技術も発明も慎ましさも貧乏だから存在する ほか)
  • 第4章 理想の英雄—『イリアス』に描かれたアキレウス(ギリシァ文学と神話の嚆矢としての叙事詩;二人の美女とアポロンの怒り ほか)
  • 第5章 人間の運命はいかにして描かれるのか—ヘシオドスからみる人間観(『神統記』と『仕事と日』;プロメテウスの悪だくみ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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