鶴屋南北 : かぶきが生んだ無教養の表現主義
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鶴屋南北 : かぶきが生んだ無教養の表現主義
(講談社学術文庫, [2378])
講談社, 2016.8
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ツルヤ ナンボク : カブキ ガ ウンダ ムキョウヨウ ノ ヒョウゲン シュギ
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Note
原本: 1994年中公新書刊
叢書番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
遊里とかぶきの全盛を経て、文化の衰退と爛熟が肌で感じられた江戸化政期。それは地震・噴火・洪水と、鎖国の綻びの時代でもあった。「四谷怪談」「桜姫東文章」などで知られる四代目鶴屋南北は、奇抜な趣向で当時の「現代」を写しとり、かぶきに新たな地平をひらく。彼は世に何を仕掛けたか。革新とはいかなることか。稀代のかぶき研究者畢生の渾身作。
Table of Contents
- 発端・「おお南北」か「だい南北」か
- 南北の肖像
- 南北の街
- 劇界に身を投ずる
- 立作者となる
- 南北無学説
- 奇想「鯨のだんまり」
- 出世作「天竺徳兵衛」
- 寛政かぶきのリアリズム
- 小幕作者時代と道化方
- 南北襲名
- 生世話の誕生
- 小説の視覚化
- 見世物と南北
- 「桜姫東文章」とその時代
- 薬と毒薬
- 「四谷怪談」とその前後
- 南北独り旅「五十三駅」
- 死もまた茶番
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