ブワイフ朝の政権構造 : イスラーム王朝の支配の正当性と権力基盤

書誌事項

ブワイフ朝の政権構造 : イスラーム王朝の支配の正当性と権力基盤

橋爪烈著

慶應義塾大学出版会, 2016.10

タイトル読み

ブワイフチョウ ノ セイケン コウゾウ : イスラーム オウチョウ ノ シハイ ノ セイトウセイ ト ケンリョク キバン

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注記

参考文献: p367-381

内容説明・目次

内容説明

10世紀。カスピ海を望む峻峰アルボルズ山脈から現れた傭兵集団・ダイラム。そのつわものどもの中にあって彼らを率いたブワイフ家の三兄弟は、瞬く間にイラン・イラク一帯に覇を称え、強大な王朝を打ち建てる。ブワイフ朝—。アッバース朝衰退期というイスラーム史の幕間に位置し、後続諸王朝に決定的な影響を与えた一族の支配と権力の構造を生き生きと描き出した好著。

目次

  • 序論
  • 第1部 ブワイフ朝の政権構造と支持基盤—勃興期からアドゥド・アッダウラの死まで(ブワイフ朝君主の主導権争いと一族の紐帯—イマーラ、リアーサ、ムルクの検討を中心に;ブワイフ朝初期の「ダイラム」—イラーク政権とジバール政権の比較から;ブワイフ朝ジバール政権の対外政策—サーマーン朝との関わりから;『王冠の書』にみるアドゥド・アッダウラの王統観)
  • 第2部 アドゥド・アッダウラ死後のブワイフ朝諸政権—バハー・アッダウラのファールス征服まで(アドゥド・アッダウラの後継位を巡る争い;第二次ファールス政権とダイラム;バハー・アッダウラとダイラム;後ジバール政権の成立)
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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