空海入門 : 弘仁のモダニスト
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空海入門 : 弘仁のモダニスト
(ちくま学芸文庫, [タ-47-1])
筑摩書房, 2016.10
- タイトル読み
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クウカイ ニュウモン : コウニン ノ モダニスト
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
1997年5月にちくま新書として刊行, 文庫化にあたり大幅な加筆訂正
著者による謝辞および参考図書: p243-245
内容説明・目次
内容説明
真言宗の開祖であり、傑出した思想家・芸術家。唐代の新しさを日本へ移入し、「個人」と「自由」を発見した“モダニスト”。それが空海である。9世紀、弘仁時代の先鋭的表現ともいえるこの人物は、生涯にわたり自らの探求心につき動かされていた。高野山が空海にとって特別な地であり続けた理由も、そのことを無視しては理解できない。空海における自己探求とはどのようなものであったのか?本書では、『性霊集』『三教指帰』『請来目録』など、空海自身の著作の読解と足跡の探訪を通して彼が生きたであろう時空を共有し、その実像に迫る。稀有な個性の魅力と同時代性を深い共感とともに伝える入門書。
目次
- 序章 始まりとしての高野山
- 第1章 空海の原風景
- 第2章 空海前半生の軌跡
- 第3章 『請来目録』という作品
- 第4章 弘仁のモダニズム
- 終章 再び始まりとしての高野山へ
「BOOKデータベース」 より