訴える人びと : イタリア中世都市の司法と政治

書誌事項

訴える人びと : イタリア中世都市の司法と政治

中谷惣著

名古屋大学出版会, 2016.11

タイトル別名

訴える人びと

タイトル読み

ウッタエル ヒトビト : イタリア チュウセイ トシ ノ シホウ ト セイジ

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注記

参考文献: 巻末p14-34

年表: 巻末p122-123

内容説明・目次

内容説明

ネッロに地代の支払いを求めたチェッコーロ、重税の免除を願い出たヤコポ、ジョヴァンニ、トゥーリ…。私的な利害に突き動かされて法廷に立つ市井の人びとが、その訴えを通して秩序に息を吹き込み、正義と公共善の結びあいを絶えず更新していく動態を、未踏査の裁判記録から明らかにした力作。

目次

  • 第1部 イタリア都市の司法と政治(コムーネと司法—一二世紀〜一四世紀;ルッカを見る—政治、行政、司法、社会;史料と史料論)
  • 第2部 住民がつくるコムーネと正義—民事司法(人びとはなぜ法廷に向かったのか;訴えによるコムーネの実現;司法原理の転換—法形式の遵守から自由裁量へ)
  • 第3部 政治のなかのコムーネと正義—刑事司法(刑事司法の実態;恩赦に見るコムーネと正義;例外的司法に見るコムーネと正義)
  • 訴える人びとがつくる世界

「BOOKデータベース」 より

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